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災害時の食事事情
カテゴリ:暮らし方  / 投稿日付:2024/02/16 09:00

■災害時の食事事情

非常食

災害への備えとして食料を備蓄する人が増加していますが、
果たしてそれが「災害時専用の食べ物」でないか注意が必要です。
未経験の食べ物や味に慣れておらず、結局口に合わずに賞味期限が切れてしまうこともあります。
これではもったいないだけでなく、災害時には活用できません。
今回は災害時の食事実態や、通常の備蓄品を工夫して災害時に利用できるものを紹介します。

 





                               
 災害時のために、用意しておきたい非常食
                               
「非常食」とは、災害時に食料の確保が難しくなった際に備えるための食料のことを指します。


代表的な非常食には
・水
・アルファ米
・パン
・レトルト食品
・缶詰
・乾パン
・チョコレート
などがあります。

昔なら乾パンしかなかった時代から、最近では災害備蓄食の種類も豊富になりました。
レトルト食や温めるだけで食べられるセットなど、
様々なバリエーションが登場しています。

主食だけでなく、缶詰に入ったケーキやパンなども見られるようになり、
企業の努力が感じられます。しかし、これらの食品は普段から食べ慣れていない上に高価なため、
災害が発生した際に食べるのをためらう人が多いです。
そのため、大事に取っておいてしまい、賞味期限が切れてしまい、
結局廃棄されることもしばしばあります



                             
 備蓄職を準備する時のポイント
                              

賞味期限が切れていないか確認の他にも、考慮すべきポイントがいくつかあります。

各家庭ごとに必要な食料は異なります。
例えば、「乾パン」は備蓄食の代表格ですが、災害時に水の制限がある状況で、
パサパサの乾パンを食べるとどうでしょうか。

喉が渇いてしまい、特に子どもにとっては硬いパンは食べにくいかもしれません。
初めは親に言われて食べても、「パンが硬すぎる」と反発される可能性もあります。

それに、普段から乾パンを摂取していないことも考慮すべきです。
被災して気分が沈んでいる時に、ますます食べ物で不快な思いをしたくないものです。

子どもや若者には、缶詰に入った柔らかめのパンなどが食べやすいかもしれません。
家族の好みや年代を考慮することも重要なポイントです。
被災時に家族全員が食べやすいものを備蓄するよう確認しておくと良いでしょう。

 


    

                             
 普段から使うことを考えて買う
                             

「備蓄をわざわざするのは難しい」と感じる方は、現在の買い物の頻度を変えてみてください。


通常2、3日おきに買い物に行っているのであれば、
そのうちの1回を4、5日に広げてみましょう。
買い物の頻度を減らすことで、通常の献立が難しくなります。

食材が少なくなると、備蓄している
・真空パックのおかゆ
・ごはん
・パスタ
・缶詰のパン
・魚
・果物
などを試してみることができます。

また、備蓄庫を目に見える場所に用意してみると、備蓄の量が一目で確認できます。
「いっぱいある」「減った」といった状態を視覚的に確認することができます。

備蓄食を普段から見える場所に置くことで、賞味期限の管理や家族の好みを把握しやすくなり、
「ただ備蓄しただけ」にならずに済みます。

備蓄食を災害時だけでなく、普段から有効に活用できるように心掛けましょう。




                             
 非常食って何日分備蓄するべき?
                             

どのライフラインの復旧には5日かかると言われています。

災害が大きな規模になり、さらにコロナ禍の状況も重なる中、
・電気
・ガス
・水道
・通信
・交通
などのライフラインの復旧には5日かかると言われています。

このような状況を考慮し、非常食は最低でも7日分、できれば14日分備蓄しておくことで、
余裕を持って生活できるでしょう。
非常食は平均的には2~5年持つものが多いですが、
賞味期限を確認しながら準備をすることが大切です。
また、定期的に非常食を食べて新しいものに入れ替えるよう心がけましょう。

私は基本的には災害用に発売されている備蓄食を多く置いていません。
代わりに、普段よく食べている
・米
・パスタ
・ラーメン
・缶詰
・パスタのレトルトソース
・小麦粉
・ホットケーキミックス
などを非常食として活用しています。

無理なく普段の生活に組み込みながら、「普段から食べる→買い足す」
というサイクルを繰り返すことで、備蓄を行っています。

                             
 備蓄食料を特別視しない
                             


備蓄食を月に1度見直し、賞味期限が近ければその日の食事として消費する
これによって食品廃棄を抑えつつ、味に慣れておくことができます。

台風が接近する前に、カップラーメンやおにぎりなどを買い揃える人が多い中、
普段から食べ慣れたものを選ぶことが重要です。
未経験の食品を災害時の備蓄として用意すると、
結局は無駄な買い物につながる可能性があります

日常の食事と変わらないものを備蓄食として活用することは、普段からの練習が重要です。
防災のための食事を工夫することで、生活の質が向上し、
アレンジ力が向上して節約にも繋がります。
何もない状況から手をかけることは素晴らしい経験です。
あるものだけで手軽にご飯を作ることも時折試してみると良いでしょう。

何事も普段からの準備が大切で、わざわざ用意するよりも普段の食事に近いものを
災害時にも摂る方が健康面でも良いでしょう。

 

 





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