「暮らし方」の記事一覧(17件)
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/07/19 09:00
家でじっとしているだけで、じわっと汗が出てくる。
冷房を強くすると、足元だけが冷えてくる……。
このような不快感に耐えるのが、夏の恒例行事になっていませんか?
実は、この不快感の原因は住宅の断熱性能の低さにあります。
外の暑さが家の中に侵入しやすい状態では、どれだけ冷房を効かせても快適にはなりません。
しかし、その暑さを我慢していると、熱中症のリスクも高まります。
この記事では、夏の住居での暑さ対策を、建築の専門家の視点からご紹介します。
DIYで実践できる効果的な断熱方法や、リフォーム時に役立つヒントもお届けします。
夏本番が始まる前に、家族の健康を守るための対策をしっかりと行いましょう。
POINT
・家の方が外より不快感を感じる2つの原因
・家の中の熱中症が多い理由
・夏を快適にする対暑方法
・高断熱化で、夏リフォーム
・エアコン買い替えより、断熱リフォーム
これらの各ポイントについて、詳細を解説していきます。
■家の方が外より不快感を感じる2つの原因
▶部屋のサウナ化、熱帯夜…夏によく聞く悩みの2つの原因とは?
◆いったん入った熱が逃げていかない◆
家の内部は壁や屋根に囲まれているため、一度温まると熱がこもり、外よりも暑くなります。
RC造(鉄筋コンクリート)の場合は、昼間に熱を吸収し、夜になるとそれを放出するため、一日中家の中が不快な熱で満ちています。
木造住宅でも、特に2階では温かい空気が1階から流れてきたり、直射日光を受けることで室温が上昇します。要するに、室内に熱を入れない工夫が必要です。
この不快な熱の主な侵入経路は「窓」です。太陽光が差し込むことで、熱が室内に進入します。太陽が高い位置にあるときは、軒を設けることで太陽熱を遮断できますが、太陽が低い位置にあるときは窓から光が奥まで届き、室温が急上昇します。
特に東と西の窓には注意が必要です。
暑い部屋に身を置くことは、体にも影響があります。
人間は運動や食事によって生じた熱を放熱することで体温調節を行っていますが、温度が高い室内では放熱が十分に行われず、体温が上昇しやすくなります。
外であれば自然風が放熱を助けてくれますが、室内ではその効果が限定されます。
体内にこもった熱が不快感を引き起こすのです。
◆部屋の中にある温度差◆
家で過ごす休日、暑さに対処するために冷房を強めると、足元が冷えて寒さを感じますが、逆に冷房を弱めるとすぐに暑くなってしまいます。
このような不快な状況が続くと、せっかくの休日を楽しむことができません。
実は同じ部屋内でも、頭部と足元で大きな温度差が生じていることがあります。
冷房を入れた部屋をサーモグラフィカメラで見ると、床付近が25度であるのに対して、天井は30度以上になることがあります。これにより部屋内で5度以上の温度差が生まれます。
この温度差の原因は、屋根からの熱が天井に侵入し、部屋の上部が暑くなることにあります。
エアコンの冷たい空気は下に溜まるため、部屋の上下で極端な温度差が生じ、快適な環境が得られません。
■家の中の熱中症が多い理由
▶実は、家の中こそ熱中症になる危険性が一番高いのです。
総務省消防庁のデータによると、平成30年5月から9月の間に熱中症で緊急搬送された人数は約95,000人でした。
そのうち、約38,000人が自宅での発症であり、全体の40%に相当します。
屋内にいるからといって安全とは限らないのです。
昼間はリビングなどでエアコンや扇風機を使って暑さ対策をしている家庭も多いですが、夜間の対策はどうでしょうか。
節約のためにエアコンを切って寝ていませんか?
実は、「夜は涼しいから大丈夫」という考えは甘いです。
昼間に熱せられた壁や天井が夜間になって部屋の温度を上げることがあります。
その結果、外気温よりも室内の方が暑くなることがあります。
建築基準法では、室温28度、湿度70%が快適な環境とされていますが、実際はそれ以下の設定が望ましいです。
自宅の温度計と湿度計を設置し、部屋の状態を定期的にチェックすることをお勧めします。思っている以上に高温多湿になっていることがありますので、数値で把握することで危険度が分かりやすくなります。
昼も夜も安心できない自宅では、快適とは言えません。
熱中症の発生件数は年々増加しており、家の中でも発症するリスクが高まっています。
現代では熱中症は家庭内でも発症することがあります。
24時間体制で対策を取らなければ、危険が続きます。
■夏を快適にする対暑方法
▶夏の暑さは不快だけでなく、熱中症のリスクも孕んでいます。ここでは、自分で手軽にできる対策方法を紹介していきます。
◆窓から入る熱を減らす方法◆
重要なのは、初めから日射を室内に侵入させないことです。
先述したように、高い位置の日差しは軒を設けることである程度遮られます。
特に重要なのは、朝日(東面)と夕日(西面)の対策です。これらの角度からの日差しは入射角が低くなるため、外付けのブラインドやオーニングを取り付けて、窓全体をカバーする工夫が効果的です。
手軽な方法としては、ホームセンターで入手できる断熱シートや断熱フィルムを窓に貼る方法もあります。
また、すだれやひさし、ブラインドなどを使って窓からの日差しをブロックするのも一般的な対策です。
◆部屋の温度差をなくそう◆
エアコンの冷気が下にたまると、部屋内で温度差が生じ、不快感が増します。
この問題を解決するには、サーキュレーターを利用して空気の循環を促すのが有効です。
サーキュレーターは、強力な風を直線的に放出します。
エアコンの下に設置することで、冷たい空気を効果的に部屋全体に広げ、温度を均一にします。
扇風機は風が広がりがちで、短距離しか風が届かないため、サーキュレーターの使用が推奨されます。
■高断熱化で、夏リフォーム
根本的な暑さ対策として、住宅の高断熱化が必要です。
特に問題となるのは西側と東側の窓からの熱の侵入です。
高断熱性能の窓に交換することで、熱が室内に入り込むのを防ぎ、室内の温度上昇を抑えることができます。
リフォームの際には、フレームごと交換する方法や、内窓を増設して2重窓にする方法が効果的です。
フレームの交換には時間がかかりますが、アルミ製から樹脂製フレームに変えることで、熱伝導率が大幅に低下し、室内の熱の出入りを劇的に抑えることができます。
内窓を増設すると開け閉めの手間は増えますが、コストも抑えられ、短時間でリフォームが完了します。
窓のリフォームは断熱性能だけでなく、結露の防止にも効果的ですので、お悩みの方は検討してみてください。
一方で、部屋の温度差を防ぐためには屋根や天井の断熱化も重要です。
屋根断熱ではコストがかかりますが、屋根の下に断熱材を入れることで室内空間を有効活用できます。
一方、天井断熱では屋根を通過した熱が天井裏にたまるため、小屋裏のスペースが制限されますが、コストを抑えることができます。
コストや利用方法を考慮して、最適な方法を選んでください。
■エアコン買い替えより、断熱リフォーム
夏の不快感の大きな原因は、住居の断熱性の低さです。
エアコンの冷風で対処する前に、そもそも熱が家の中に入るのを防ぐことが効果的です。
もしエアコンを高性能なものに買い替える予算があるのであれば、その予算を断熱化に投資することも考慮してみましょう。
次の夏がやってくる前に、家族の健康を守るために行動を起こすことが重要です。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/07/12 09:00
夏といえば、熱中症対策がここ数年で一般的になってきました。 日本でも、最高気温が35℃を超える「猛暑日」が増加しています。 特に毎年7月中旬から8月にかけては、熱中症による救急搬送が急増する傾向にあります。
このような暑い夏を、熱中症を避けて過ごすための3つのポイントを確認しておきましょう。
POINT
・熱中症情報をチェックしておく
・熱中症対策をしておく
・熱中症になりにくい体づくり
・暑さになれる
これらの各ポイントについて、詳細を解説していきます。
■熱中症情報をチェックしておく
▶熱中症警戒アラートを確認しておこう。
◆熱中症警戒アラート◆
令和3年から、環境省と気象庁によって『熱中症警戒アラート』が全国で実施され始めました。 熱中症のリスクが高まると予測された地域に向けて、屋外での活動を控えたり、予防策を講じるためのアラートが発信されます。
これらのアラートは、テレビやラジオ、メールや各種アプリの通知、自治体の防災無線などを通じて発表されます。
自分の住んでいる場所や行動する地域、また離れた場所に住む家族の地域など、各地のアラートを確認してみましょう。
◆熱中症の状態を知っておく◆
熱中症の初期症状は、気づきにくい軽い違和感として現れることがあります。
以下のような症状が自分や他人に見られた場合は、注意が必要です。
・顔が赤くなる
・めまいや立ちくらみがする
・足がつる、筋肉がピクピクと痙攣する
・頭痛や吐き気がする
これらの症状が軽度であっても、熱中症の初期段階である可能性があります。
水分をしっかり補給し、涼しい場所で休み、手のひらや脇の下、首元などを冷やして体温を下げましょう。 症状が改善しない場合は、医療機関に相談してください。
以下のような症状が現れた場合は、熱中症がかなり進行しています。
・足元がふらつく、まっすぐ歩けない
・異常に汗をかく、または全く汗をかかない
・体が熱く感じる
・水を飲めない
・うまく話せない、呼びかけに反応しない
このような症状が出た際には、水分補給や体温を下げる処置を行いながら、速やかに医療機関を受診するか、救急車を呼ぶ必要があります。
■熱中症対策をしておく
▶熱中症を予防するために、覚えておきたい基本的なポイントを振り返りましょう。
◆水分をこまめにとる◆
屋外だけでなく、室内でもこまめに水分を補給することが、熱中症対策で最も重要です。 ポイントは〝喉が渇いていなくても〟飲むことです。
喉の渇きを感じたときには、すでに体内の水分が不足しています。
15分から30分ごとに、コップ一杯(約200ml)の水分補給を心がけましょう。
水や麦茶など、カフェインが含まれていない飲み物がおすすめです。
汗をたくさんかいた場合には、スポーツドリンクで塩分を補うことも大切です。
外出時には、必ず水分を持ち歩くことを忘れないようにしましょう。
◆塩分は発汗した時に◆
大量に汗をかくと、体内の塩分が失われます。
屋外で一気に汗をかいた場合は、塩タブレットや飴、梅干しなどで塩分を補給しましょう。
ただし、塩分の摂取は「適度」が大切です。
過剰に摂取しないように気をつけてください。
スポーツドリンクには塩分と糖分が含まれているため、摂りすぎに注意が必要です。
高血圧などで医師から塩分について指導を受けている方は、必ず指示された摂取量を守りましょう。
◆気温・湿度をチェック◆
室温を28℃以下、湿度を40~60%に保つことで、熱中症のリスクを減らすことができます。
暑さを我慢せず、エアコンを適切に使いましょう。
また、各部屋に温度計と湿度計を設置して、常にチェックすることをおすすめします。
日差しを避ける、冷却グッズを活用する 通勤・通学・買い物などで日中に外出する際には、帽子や日傘を使って日差しを避けましょう。
遮熱効果の高い日傘を使用すると、頭部の温度が約5℃~10℃下がると言われています。
さらに、首元を冷やす冷却グッズなどを活用して、効率よく体を冷やすことも、熱中症リスクを低減するのに役立ちます。
◆過ごしやすい衣服を選ぶ◆
室内外問わず、過ごす際には通気性の良い服を選びましょう。
綿や麻などの素材は通気性が良く、熱がこもるのを防ぎます。
また、汗をかいてもすぐに乾く速乾性の高い素材の衣服や下着もおすすめです。
■熱中症になりにくい体をつくる
▶熱中症予防には、自分の体を〝熱中症になりにくい〟状態にすることも重要です。
年齢や性別、体質によって対策は異なりますが、熱中症リスクを減らすための2つのポイントは 「十分な睡眠を確保すること」 「徐々に暑さに慣れておくこと」です。
■快適な睡眠をとるための、夜の空調ポイント
7月から8月にかけて、「熱帯夜」と呼ばれる最低気温が25℃以上の日が増えてきます。
寝苦しい部屋では睡眠の質が低下し、体力も減退します。
さらに、〝翌日熱中症〟として遅れて現れる可能性もあります。
エアコンを効果的に利用するための睡眠時のポイントをチェックしてみましょう。
どうすれば良いのか? 睡眠時に最適な室温は25~28℃です。28℃を超えると、熱中症のリスクが上がります。
さらに、湿度を40%~60%に保つことで、汗をかきにくく、快適な睡眠環境を作ることができます。
◆夜のエアコン設定◆
夜間は気温が下がるため、エアコンを必要としないと感じる人も少なくないでしょう。
しかし、実際には昼間の熱が室内にこもっている場合があり、室温がなかなか下がらないことがあります。
特に7月から8月にかけては、日中の気温が高くなったり、熱帯夜が増えるため、寝るときもエアコンを常時運転することをお勧めします。
エアコンの設定ポイントは以下の通りです:
・就寝の1時間前には低めの設定(約25℃)で室内を涼しく保つ。
・睡眠中は室温をやや上げて(約26~28℃)、快適な眠りをサポートする。
・風量は自動モードなどで調整して、快適な環境を維持します。
◆就寝時の気流◆
エアコンのほかに、より良い睡眠環境を作るのに役立つのが〝空気の循環〟です。
微風が感じられる程度の気流が重要です。
扇風機やサーキュレーターを、静かな微風モードで運転することで、快適さを向上させることができます。 ただし、風が直接体に当たらないように配慮することが大切です。
風向きを壁に向けることで、間接的な気流にし、体への負担を軽減します。
◆パジャマや寝具を自身に合ったものを◆
暑さの感じ方や熱中症のリスクは、個人差が大きいです。性別や年齢、筋肉量によっても影響を受けます。 寝具やパジャマは通気性の良い素材を選ぶことが重要です。 特に筋肉量が少ない人や冷え性の傾向がある人は、夏でも長袖や長ズボンを選ぶことで自分に合った対策を取り入れ、睡眠の質を向上させましょう。
■暑さになれる
熱中症の予防に関する重要なキーワードとして知っておきたいのが、「暑さ順応(しょさじゅんのう)」です。
これは、徐々に体を暑さに慣れさせることを指します。
暑さ順応を進めることで、体はより効果的に汗をかき、熱を放出しやすくなるのです。
◆暑熱順化◆
体づくりにおいて大切なのは、継続的な習慣化です。
日々の生活に取り入れやすく、自身の体調に合った運動を無理なく行うことが肝心です。
■運動
・ウォーキング(30分)
・ジョギング(15分)
・サイクリング(30分)
通勤や通学、買い物の際に少し汗をかく程度の運動がオススメです。
階段を使うなどの小さな工夫も有効です。
ポイントは、「少し暑いな」と感じるくらいの環境で行うこと。
屋外での運動は、日中の気温が高い時などは避け、自身の体調をしっかり管理しながら行いましょう。
■習慣化
・室内でのストレッチや筋トレ(30分)
・入浴時に湯舟につかる
室内でのストレッチや筋トレは、暑い日でも続けやすく、代謝を上げるのに効果的です。
夏場はシャワーだけですませがちですが、十分に水分補給を行い、湯舟につかって汗をかくことも、体の暑さ順応に役立ちます。
自分や家族、友人、ペット、大切な人が熱中症にならないように、日々の暮らしに取り入れた水分補給や熱中症対策を振り返り、定期的にチェックすることが重要です。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/02/23 09:00
近年、日本国内でも多くの大規模な地震や台風などの自然災害が頻発し、
住宅の購入や引っ越しを検討する際に、防災対策を重視する傾向が高まっています。
防災の基本は、災害に対して強固な不動産に住むことです。
この記事では、地震、火災、水害といったリスクを最小限に抑えるための
不動産の特徴に焦点を当てています。
これが不動産選びの際の有益な情報となれば幸いです。
■地震
▶日本では大規模な地震が発生するたびに、不動産の耐震基準が見直されてきました。
■新耐震基準、2000年基準で建築された不動産なのか?
日本では大規模な地震が発生するたびに、経験から得られる課題を考慮し、
不動産の耐震基準が見直されてきました。
これまでの耐震基準は、1981年5月までが「旧耐震基準」、
1981年6月1日以降が「新耐震基準」であり、2000年には
建築基準法における耐震性に関する重要な変更が行われ、
「2000年基準」として分類されています。
新耐震基準では、不動産は「震度6強から7の地震で倒壊や崩壊しない」
構造基準が定められています。
さらに、2000年基準では「地盤に応じた基礎の設計」「接合部に金具を取り付け」
「偏りのない耐力壁の配置」など、新耐震基準から更に強化されたバランスの取れた
住宅造りが義務付けられました。
旧耐震の建物は阪神淡路大震災時よりも経年劣化が進んでおり、
住宅を検討する場合は新耐震か2000年基準か、
また旧耐震の場合は耐震補強などが実施されているかを確認することが重要です。
■地盤が強いか?
■火災
▶被害を防ぎやすい、最小限に抑えられる火災に強い不動産の特徴を見ていきましょう。
ご紹介した方法を参考に、無駄なく効率的に荷ほどき作業に取り掛かりましょう。
■防火の観点から不動産の構造に注目
【木造】
…木造は木の温かみ、日本建築ならではの施工など魅力も多いのですが、対火・耐熱の観点からは決して強いとは言えません。
【鉄骨造】
…鉄骨は熱によって変形しやすいのが特徴ですが、
耐火被覆がされていれば強度を上げることも可能です。
マンションの場合は、建物全体の規模が大きい上に
耐火性能を高くするように法令で定められています。
また近年の分厚いコンクリート構造のマンションなど、
耐火性能を高めた物件も増えています。
■防犯・セキュリティ対策も重要
火災の原因は日常の失火だけでなく、「放火」という危険性も考慮され、
火災対策には防犯・セキュリティ対策が不可欠です。
放火に備えるためには、
「家の周りには燃えやすいものを置かない」
「暗がりを作らない」
「物置や車庫にはしっかりと鍵をかける」
などの対策を徹底することが重要です。
また、放火犯を抑制する手段として、センサーライトの設置なども効果的な対策となります。
■水害
▶住まいの水害対策に焦点を当てて考えてみましょう。
台風による河川の氾濫や地震による津波の被害が最近でも記憶に新しい中、
私たちが住む日本は台風や降水量が多く、
水害とは常に向き合っていかなければならない現実があります。
■地域選択が大切
水害を回避するための有効な手段の一つは、水害のリスクが少ない
住居エリアを検討することです。
国土交通省のウェブサイトや市町村で入手できるハザードマップを通じて、
地域ごとの水害リスクを把握できます。
「水害に強いエリア」をハザードマップで見つけるためには、
まず「浸水予想区域図」を確認することが効果的です。
地図上で黄色や緑などで示されたエリアは浸水のリスクが比較的低く、
青や濃い青で表示されている箇所は
「河川に近い」
「地盤が弱い」
「過去に沼地や水辺だった」
など、浸水リスクが高いエリアと判別できます。
■半地下マンションはリスクが高い
「半地下」のマンションは都心でよく見られ、地面よりも1階の床面が低いため、
浸水リスクが高まります。
その対照的な例として、1階部分が駐車場となっているタイプのマンションは
水害リスクが比較的低いです。
駐車場部分が浸水しても、設計によって水はけが考慮されているため、
人や住居部分への被害を最小限に食い止めることができます。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/02/16 09:00
災害への備えとして食料を備蓄する人が増加していますが、
果たしてそれが「災害時専用の食べ物」でないか注意が必要です。
未経験の食べ物や味に慣れておらず、結局口に合わずに賞味期限が切れてしまうこともあります。
これではもったいないだけでなく、災害時には活用できません。
今回は災害時の食事実態や、通常の備蓄品を工夫して災害時に利用できるものを紹介します。
■災害時のために、用意しておきたい非常食
▶「非常食」とは、災害時に食料の確保が難しくなった際に備えるための食料のことを指します。
■備蓄職を準備する時のポイント
▶賞味期限が切れていないか確認の他にも、考慮すべきポイントがいくつかあります。
各家庭ごとに必要な食料は異なります。
例えば、「乾パン」は備蓄食の代表格ですが、災害時に水の制限がある状況で、
パサパサの乾パンを食べるとどうでしょうか。
喉が渇いてしまい、特に子どもにとっては硬いパンは食べにくいかもしれません。
初めは親に言われて食べても、「パンが硬すぎる」と反発される可能性もあります。
それに、普段から乾パンを摂取していないことも考慮すべきです。
被災して気分が沈んでいる時に、ますます食べ物で不快な思いをしたくないものです。
子どもや若者には、缶詰に入った柔らかめのパンなどが食べやすいかもしれません。
家族の好みや年代を考慮することも重要なポイントです。
被災時に家族全員が食べやすいものを備蓄するよう確認しておくと良いでしょう。
■普段から使うことを考えて買う
▶「備蓄をわざわざするのは難しい」と感じる方は、現在の買い物の頻度を変えてみてください。
通常2、3日おきに買い物に行っているのであれば、
そのうちの1回を4、5日に広げてみましょう。
買い物の頻度を減らすことで、通常の献立が難しくなります。
食材が少なくなると、備蓄している
・真空パックのおかゆ
・ごはん
・パスタ
・缶詰のパン
・魚
・果物
などを試してみることができます。
また、備蓄庫を目に見える場所に用意してみると、備蓄の量が一目で確認できます。
「いっぱいある」「減った」といった状態を視覚的に確認することができます。
備蓄食を普段から見える場所に置くことで、賞味期限の管理や家族の好みを把握しやすくなり、
「ただ備蓄しただけ」にならずに済みます。
備蓄食を災害時だけでなく、普段から有効に活用できるように心掛けましょう。
■非常食って何日分備蓄するべき?
▶どのライフラインの復旧には5日かかると言われています。
災害が大きな規模になり、さらにコロナ禍の状況も重なる中、
・電気
・ガス
・水道
・通信
・交通
などのライフラインの復旧には5日かかると言われています。
このような状況を考慮し、非常食は最低でも7日分、できれば14日分備蓄しておくことで、
余裕を持って生活できるでしょう。
非常食は平均的には2~5年持つものが多いですが、
賞味期限を確認しながら準備をすることが大切です。
また、定期的に非常食を食べて新しいものに入れ替えるよう心がけましょう。
私は基本的には災害用に発売されている備蓄食を多く置いていません。
代わりに、普段よく食べている
・米
・パスタ
・ラーメン
・缶詰
・パスタのレトルトソース
・小麦粉
・ホットケーキミックス
などを非常食として活用しています。
無理なく普段の生活に組み込みながら、「普段から食べる→買い足す」
というサイクルを繰り返すことで、備蓄を行っています。
■備蓄食料を特別視しない
備蓄食を月に1度見直し、賞味期限が近ければその日の食事として消費する。
これによって食品廃棄を抑えつつ、味に慣れておくことができます。
台風が接近する前に、カップラーメンやおにぎりなどを買い揃える人が多い中、
普段から食べ慣れたものを選ぶことが重要です。
未経験の食品を災害時の備蓄として用意すると、
結局は無駄な買い物につながる可能性があります。
日常の食事と変わらないものを備蓄食として活用することは、普段からの練習が重要です。
防災のための食事を工夫することで、生活の質が向上し、
アレンジ力が向上して節約にも繋がります。
何もない状況から手をかけることは素晴らしい経験です。
あるものだけで手軽にご飯を作ることも時折試してみると良いでしょう。
何事も普段からの準備が大切で、わざわざ用意するよりも普段の食事に近いものを
災害時にも摂る方が健康面でも良いでしょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/02/09 09:00
もし地震が発生した場合、最初に何をしますか?
頭を守る? 火を消す? ドアを開ける?
事前に想定していても、実際にはスマートフォンをじっと見ていないでしょうか?
地震だけでなく、他の災害が発生した場合も、身の安全だけでなく災害に関する
情報収集が不可欠です。デマやフェイク、または以前の災害情報を誤解している
可能性もあります。突然発生する災害に対処するための情報収集のポイントをご紹介します。
■まずはラジオを聞くのと、自分の目で観察すること
地震が起きたら、まず最初にスマホを見る。そんな方が非常に多いと思います。
そしてそのままスマホに張り付いてずっと動かない。
「震度6、津波の心配なし」。こんな情報に勝手に安心していないですか?
もし第2波がやってきた時、あなたは対応できるでしょうか?
そして次々と入ってくる情報をきちんと整理して分析ができると思いますか?
今や情報はあらゆる方向から発信されます。それが今のものなのか、
過去のものなのかもよく注意して見ないと判断できません。
スマホを見る前にしてほしいのは、自分の今の状況の把握です。
・家の中の被災状況、そして
・ライフラインの確認。次に
・玄関のドアは開くのか?
さらに家の外の状況も確認が必要です。そして家の中の確認をすると同時に、
ラジオをつけること。ラジオがよいのは
・スマホの文字の情報よりも理解しやすい。
停電とは関係なく、随時情報が更新される。そして
・スマホのバッテリーを減らさない利点もあります。
■災害時のネットの活用にはコツが必要
▶手災害発生時における情報収集において、ネットは極めて重要な役割を果たします。
■ハザードマップのチェック
▶災害に備える際には、ハザードマップの確認が大切です。
災害が発生する前に、「防災の基本」であるハザードマップを確認することが重要です。
自分の居場所が
・水害のリスクが高いエリアであるか、
または地震が起きた場合に
・地盤に不安があるエリアでないかをチェック。
事前に避難所の位置を知っておくことで、万が一のリスクを軽減できます。
ただし、避難所は災害に対してオールマイティではありません。
地震、水害、火災などによって異なるため、最適な避難所を見極めるためにも確認が必要です。
また、
・避難所への経路には倒壊の危険
・電信柱やブロック塀の有無
・緊急避難道路(自治体・警察、消防・自衛隊・医療等の車両が優先され通行が禁止される道路)
なども把握しておくと良いでしょう。
そのためには実際に避難所まで歩いてみることが重要です。
可能であれば、防災リュックを背負って歩くことをおすすめします。
階段や坂道、危険ポイントを確認すると同時に、自分の体力も把握できます。
どれほどの重さのリュックを持てるかや、どの経路で逃げるかを決めることが不可欠です。
■地図アプリや防災アプリをダウンロードしておこう
■速報はX(Twitter)が一番
Twitterは、テレビやラジオなどでは把握しきれない
「現地の実際の災害状況」を知る手段となります。
内閣府や自治体、消防庁からは必要な情報が提供されますし、
信頼できるアカウントも存在します。
名前や顔出し、職業が明記されているアカウントは特に信頼できるでしょう。
日常的にフォローし、その人がどのような情報を提供しているかを確認しておくと良いでしょう。
不確かな情報はシェアせず、情報共有の際は日時を明確に記載しましょう。
災害発生時以外にも、ハッシュタグを活用してピンポイントで情報収集が可能です。
たとえば、#令和6年能登半島地震で検索すれば、
そのハッシュタグがついた記事が一覧で表示されます。
自分の居住地や予想される災害に関連するワードを使って検索すれば、
事前に「実際に経験した人の声」を把握することができます。
災害が発生した場合、私も積極的にTwitterで情報を発信しています。
災害がない時にも、慣れておくためにTwitterを活用してみてください。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/02/02 09:00
住居が十分な耐震性があっても、それだけで地震に対す心配が無くなったとは言えません。
家具や電化製品、調理器具などに気を付けることで、
地震が襲った際の被害の程度は大きく変わるでしょう。
重量がある家具が崩れ、通路をふさぐことで避難が難しくなるケースも考えられます。
もしも地震が発生した場合、最優先で考えるべきは自分や家族の安全です。
そのためには、日常の生活空間にある家具が引き起こす潜在的な危険を理解しておくことが必要です。
そして、具体的な対策をあらかじめ検討しておくことが不可欠です。
■やっておきたい地震対策
▶まずは、ポイントを絞ってご紹介します。
■ポイント
【家具を固定する】
家具が転倒したりガラスが割れたりすることで、多くの人々が大きな怪我を負った
という報告が相次いでいます。
特に、タンスや本棚、食器棚などの重たい家具は、転倒防止のためにしっかりと
金具で固定することが不可欠です。
この際、壁にネジで固定する場所を見つけることが大事です。
もしも釘が打てない場合は、天井と家具の上板との間につっぱり棒を取り付けたり、
転倒防止マットを敷いたりして、転倒までの時間をできるだけ延ばすよう心掛けましょう。
【電化製品の固定】
…電気製品も重量のあるものは穴あき金具などを用いて、
台の上にしっかりと固定することが重要です。
台そのものも固定しておくことで、さらなる安全性が確保されます。
【棚や戸棚の扉】
…棚や戸棚の扉が開かないようにするためには、
高い場所の棚には重い物をできるだけ載せないよう心掛けると
良いです。観音開きの食器棚などでは、
扉に引っかけ金具を取り付けることで、中の物が飛び出すことを防ぐことができます。
【ピアノの固定】
…重いピアノもキャスターが付いているため、
地震発生時には思わぬ場所へ移動してしまう場合が多いようです。
キャスターをしっかり固定すると共に、できればピアノ本体も、
壁に固定しておくと良いでしょう。
【ガラスには飛散防止フィルムを】
…ガラスには飛散防止フィルムを貼ることで、割れて床に散らばることを防ぎます。
【テレビ】
…テレビは枕元や就寝場所の近くに置かず、大地震の際に飛び跳ねる
可能性があるため、安全な配置を心がけることが重要です。
■避難前の準備
▶災害時に安全な避難ができるように、心掛けと具体的な避難の際の留意点を押さえておきましょう。
■ポイント
【二次災害の防止】
…地震による火災や爆発などの二次災害を防ぐため、家を避難する際はガスの元栓を閉め、分電盤のブレーカーを切るようにしましょう。
特に電熱器具はパニックになって電源を切り忘れる可能性があるため、
注意が必要です。停電時には電源を入れたまま避難せず、
送電が再開した際に火災のリスクがあることにも留意しましょう。
【避難経路の確保】
…地震で家具などが転倒し、避難経路が塞がれることがあります。
大型の家具や家電の配置を見直し、転倒や移動してもドアが使えるように工夫しましょう。
廊下や角はスペースが狭いため、物が散らばると通りづらくなります。
大きな収納棚は避け、適切な配置を心がけましょう。
★【おすすめ防災グッズ】
…災害救援ボランティアからの経験則によれば、
最初の3日間を生き延びるために必要な防災グッズがあります。
- ・懐中電灯
- ・予備電池
- ・携帯ラジオ
- ・カセットコンロ
- ・非常食
- ・飲料水(ペットボトル)
- ・薬
- ・使い捨てカイロ
- ・トイレットペーパーやティッシュペーパー
- ・ポリエチレン袋(最低45リットル以上)
- ・食品包装用ラップ
- ・ウェットティッシュ
- ・手袋・軍手
- ・紙コップ
- ・アルミ箔(食品を温める)
- ・紙皿
- ・多機能ナイフ
- ・布製粘着テープと油性ペン
- ・ウエストポーチ(貴重品携帯用)
- ・公衆電話用小銭
また、家族の状況に応じて必要な物を追加することも忘れずに。
(子供や老人用のオムツ、生理用品、家族の持病に合わせた常備薬品など)
★【非常食】
…非常食は災害時だけでなく、一人暮らしの方の急病の際にも役立ちます。
最低でも3日分を用意しておきましょう。
- ・飲料水(9リットル)
- ・缶詰
- ・フリーズドライ食品
- ・真空パックのご飯
- ・缶入り乾パン
- ・チョコレートなど高カロリーのお菓子
- ・乾麺
- ・粉末コーヒー
■自分の身は自分で守ろう
▶地震から身を守るための基本的な知識をご案内します。
予測不能な地震が発生すると、私たちはしばしばパニックに陥ります。
急発的な地震から身を守り、素早く安全な場所に避難するには、
どのような対策が考えられるでしょうか。
■ポイント
【地震が発生してから15分以内】
…地震が発生してから15分以内には1995年の阪神・淡路大震災での死亡者のうち、9割以上が発生から15分以内に発生していました。
死傷者の大半は建物の倒壊や家具の転倒によるものでした。
この結果から考えると、地震による死傷の多くは発生と同時に生じていると言えます。
普段から住宅の耐震化を行い、家具を固定することが肝要です。
そして、地震が発生した場合は机の下に潜り込むなどして身を守るように心掛けましょう。
【まずは自分自身から】
…最初に自分の身を守ることが重要です。在宅中に地震が発生しても、すぐに外に飛び出すのは危険です。
飛び散った瓦やガラスでケガをする可能性があります。
まずは頑丈な机の下などに潜り込んで身を守ります。
地震が収束した後には、ドアや窓を開けて脱出経路を確保し、
ガスなどの火元の処理を行います。
家の中では、割れたガラスを直接踏まないようにスリッパを履き、
家族同士で声をかけ合うことも重要です。
■まとめ
まず身の回りの家具による被害を想定しておきましょう。
そして、それらに対してどのような対策ができるかを確認しておくことが大切です。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/01/26 09:00
旧居の荷物を全て新居へ運び込んだら、次は荷ほどきの作業が始まります。
新居で快適に生活するために、効率良く荷ほどきを進めて、早めに片付けを済ませましょう。
このとき、荷ほどきの手順を誤ると、必要な物を紛失したり、
片付けが中途半端になったりするおそれがあります。
今回は、そんな引っ越しの荷ほどきの失敗を防ぐために、
効率的に作業を進める方法をご紹介します。お伝えした情報を、
ぜひ今後に控える引っ越しでお役立てください。
■引っ越し後の荷ほどきの手順
▶まずは、引っ越しの荷ほどきの手順をご紹介します。
スムーズに片付けを済ませるには、順番通りに一気に進めるのがポイントです。
早めに新生活ができる状態に整えましょう。
■ポイント
【家具を配置する】
このとき、作業員に新居のレイアウトを共有しておくと、
搬入の時点で該当場所に配置してもらえる場合があります。
自分で家具を再配置するときは、先にタンスや収納棚などを優先して移動させましょう。
収納スペースの準備が整えば、その後に食器・調理器具・衣服など
中にしまう小物の整理ができるようになります。
【荷物を収納する部屋に振り分ける】
…ダンボールに入った荷物を使用場所ごとに運び入れます。
搬入時に作業員に指示をして、ある程度仕分けしておくと、
その後の荷ほどきの作業がスムーズに進みやすくなります。
ダンボールの側面には搬入する部屋や内容物の名前を書き込み、
当日の作業中に迷わないよう用意しておきましょう。
【引っ越し当日に必要なものから荷ほどきする】
…準備が整ったら、新居での生活でただちに使う物から優先して荷ほどきを始めます。
たとえば、布団・カーテン・洗面用具・衣服などの品物は、先に荷ほどきを行いましょう。
反対に、直近で使用する予定がない物は後回しにしても構いません。
このとき、荷造りの時点で当日に使用する物を同じダンボールにまとめておくと、
効率良く荷ほどきがしやすくなります。
ダンボールは開封する順番を決めておきましょう。
■引っ越し後の荷ほどきを効率よく進めるコツ
▶手間取りやすい引っ越しの荷ほどきの、効率良く進めるコツをお伝えします。
ご紹介した方法を参考に、無駄なく効率的に荷ほどき作業に取り掛かりましょう。
■ポイント
【ダンボールは1箱づつ開封する】
…荷ほどきをするときは、ダンボールを1箱ずつ開封していきましょう。一度に複数のダンボールを開けてしまうと、片付けが中途半端になりやすいためです。
空になったダンボールは、その都度畳んで片付けます。
これなら部屋が散らかりにくく、開封したダンボールをそのまま
放置する心配もありません。
【引っ越し日に終わらせようとしない】
…引っ越し当日に全ての荷ほどきを完了させるのは難しいといえます。
当日は、荷ほどきのほかにもライフラインやインターネットの開始手続きなど、
やることが多いためです。
緊急性の低い作業はできるだけ後日に回し、優先順位をつけて効率良く
作業をしましょう。なお、しばらく経っても開封されていないダンボールは、
不用品として処分を検討することもできます。
引っ越しを機に整理整頓をしてはいかがでしょうか。
■引っ越しの荷ほどきでよくある失敗例
▶事前によくある失敗例を把握し、トラブルを防ぎましょう。
引っ越しの荷ほどきでは、想定外に時間がかかったり、物を紛失したりと、
失敗により大変な思いをすることがあります。
■ポイント
【必要な物が探し出せない】
…荷造りをするとき、ジャンル分けをせずに梱包してしまうと、開梱するとき何をどのダンボールに入れたのかわからなくなることがあります。
この状態で手当り次第にダンボールを開封してしまうと、必要な物が探し出せずに
新生活が不便になることも。ダンボールの中身はある程度仕分けをしたうえで
梱包するとともに、側面には分類した中身の概要を記載しておきましょう。
【誤った場所に収納してしまう】
…家族や友人に引っ越しの手伝いを依頼する場合に、物を想定とは異なる位置に収納してしまうことがあります。
作業に慣れた引っ越し業者とは異なり、手伝いの方は引っ越しの段取りを
知らないかもしれません。部屋ごとに何をどこに置くか具体的に説明し、
正しい収納場所を伝えておきましょう。
後で収納場所を変えるような二度手間にならないようにご注意ください。
■まとめ
荷ほどきをするときは、まず大型の家具や家電を配置し、
収納スペースの準備を整え、新生活に必要な物から順番に着手しましょう。
効率良く進めるには、荷造りの時点で引っ越し当日に必要な物をまとめて梱包したり、
搬入場所や内容物の名前をダンボールに記載したりする工夫が必要です。
あらかじめ用意しておきましょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/01/19 09:00
引っ越しの前後ではライフラインの手続きだけでなく、転出・転入届の提出、
運転免許証や車庫証明の住所変更など非常に多くの手続きが必要です。
手続き方法も、役所や警察署で提出する場合もあれば、
電話やインターネットで申請するものなど、種類によって異なります。
手続きの期限が定められているものもあるため、早めに準備を進めましょう。
■空まとめて確認!引っ越しの手続き&タイミング一覧表
▶引っ越し手続きとそれぞれの手続きタイミングを、以下の一覧表にまとめました。
▼引っ越し先の決定後すぐ
▼日程が決定後すぐ
・賃貸なら解約手続き、退去費用の準備
・旧居駐車場の解約手続きと新居の駐車場の契約手続き
・インターネット・固定電話・衛星テレビ等の住所変更手続き
- ・ウォーターサーバーなど定期宅配サービスの住所変更手続き
- ・【母子・父子家庭で必要な場合】母子父子寡婦福祉資金貸付金制度の申請
▼1カ月前~1週間前
▽役所関係
・転出届の手続き
- ・国民健康保険の住所変更または資格喪失手続き
- ・印鑑登録の廃止手続き
- ・児童手当の住所変更または受給事由消滅届の手続き
- ・介護保険被保険者の住所変更または返納手続き
- ・子どもの転園・転校に関する手続き
- ▽ライフライン
- ・電気・ガス・水道の停止と開始の手続き
- ▽住所変更
- ・勤務先への住所変更の届出
- ・郵便局の転送手続き
- ・NHKの住所変更手続き
- ・新聞の配達先の住所変更手続き
- ・保険(生命・火災・地震等)の住所変更
- ・クレジットカードや金融機関の住所変更
- ・通信販売(Amazon、生協など)の住所変更
- ▽不要物処理
- ・不用品・粗大ごみの処分手続き
▼引っ越し当日
- 【旧居】ガスの閉栓
- 【旧居】旧居の明け渡し
- 【新居】電気・ガス・水道の開通・開栓
- 【新居】引っ越し料金の支払(精算)
▼引っ越し後2週間以内
- ・転居届または転入届の提出
- ・マイナンバーの住所変更
- ・印鑑の登録手続き
- ・国民健康保険の加入手続き
- ・国民年金の住所変更
- ・児童手当の認定申請
- ・福祉手当、医療制度の住所変更
- ・運転免許証の記載事項変更
- ・車庫証明(自動車保管場所証明書)
- ・車検証の住所変更
- ・自動車の登録変更
▼引っ越し後なるべく早め
- ・50~125ccバイク(原付)の住所変更
- ・転入先の学校や幼稚園、保育園での手続き
- ・ペット(犬・特定指定動物)の登録変更手続き
- ・旧居敷金の精算
- ・パスポートの住所変更(本籍地を変更した場合)
■まとめ
余裕を持って済ませるようにしましょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/01/12 09:00
引っ越し当日までに取り組む荷造り。作業量が膨大で一体どこから着手するべきなのか、
すでにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな荷造りには、効率よく進めるための段取りがあるのです。
今回は、引っ越しの荷造りにまつわる基礎知識をお伝えします。
荷造りのコツや、注意点も合わせてご紹介。
作業を進行しながら引っ越し前後も快適な日常生活を送るために、
これからご紹介する情報をお役立てください。
■引っ越しの荷造りに必要な準備
▶最初に、引っ越しの荷造りに必要な準備についてお伝えします。
まずは荷造りに必要な道具や梱包資材を揃えて、作業に取りかかれる状態を目指しましょう。
準備に関しては、引っ越しの荷造りを開始するまでに準備しておくのが理想です。
■引っ越しの荷造り必要な道具
❶軍手…荷物の梱包や、ダンボールを移動させる際に必要です。
❷工具…家具の解体や組み立ての為のドライバー、荷造りと荷ほどきに必要な
カッターナイフは作業中によく使うので分かりやすい場所に置いておくといいでしょう。
❸クラフトテープ、布テープ…ダンボールの封、荷物を固定したりとさまざまな場面で必要となる道具です。
❹油性マーカー…ダンボールの表面にメモを記載するために油性マーカーを使います。
❺ハサミ…本・雑誌や、段ボールにくくる紐の切断、荷物の解体など広く使えます。
❻ビニール紐…雑誌・本など梱包したり、細長いものをまとめて束ねたりする際に使います。
❼掃除道具…荷造りにあたり、ゴミ袋、雑巾、ウェットティッシュなどの掃除用具も準備しましょう。
■引っ越しの荷造り必要な梱包資材
❶ダンボール…荷物を安全に収納するために必須な梱包資材です。自宅の荷物量を考慮して、
あらかじめ適切な個数の箱をご用意ください。
業者のサービス内容によっては、無料でダンボールが提供される場合もあります。
❷新聞紙…不要な新聞紙は割れ物を包んだり、丸めて緩衝材として詰めたりできます。
❸ビニール袋…液体の入った容器を梱包するときや、小物類をまとめて梱包するとき、ビニール袋を使います。
■引っ越しの荷造りえを進める順番と時期
▶引っ越しの荷造りを進める手順をご紹介します。
荷造りを進める大まかな順番と作業を始める時期の目安は以下の通りです。
【引っ越しの1カ月~3週間くらい】
❶家の中をグループ分け する。
❷不要な物を処分する。
【引っ越しの2~3週間前、1~2週間前くらい】
❸使用頻度の低い物から梱包を始める
❹冷蔵庫を整理する
【引っ越しの5日前~前日くらい】
❺家具や家電の引っ越し準備、引っ越し当日まで使用する物を詰める
■作業を始める時期は、荷物の量や引っ越しする人数などにより異なります。
2人以上や家族で引っ越しする場合は、余裕を持って
1カ月前頃から準備を始めるとよいでしょう。
1人暮らしや荷物が少ない場合などでも、余裕をもって
2~3週間前くらいから準備を開始しましょう。
■引っ越しの荷造りを効率よく進めるコツと注意点
旧居での荷造りは、新居での荷解き作業の段取りを考慮できると理想です。
荷解きの完了までをイメージし、日常生活での導線を確保しましょう。
■新居をイメージしながら荷造りする
■玄関から遠い部屋の荷造りから始める
■引っ越しの後、すぐに使うものはまとめて梱包する
引っ越しの荷造りをするときは、どんなポイントに注意すればよいのでしょうか。
引っ越しの予定が決まったら早めに旧居の片付けや荷造りを行い、
当日までに必要な準備を済ませましょう。
■貴重品を梱包しない
■家電の水抜きをする
■粗大ごみは早めに処分する
■まとめ
今回は引っ越しの荷造りの基礎知識をご紹介しました。
引っ越しの荷造りは、旧居と新居での日常生活をイメージしながら、
計画した段取りにしたがって進めましょう。
引っ越し業者への的確な指示出しができるよう、
ダンボールの中身を油性マーカーで記載したり、家の間取り図を用意したり、
事前に準備をしておくと安心です。ご紹介した情報を今後の引っ越しにお役立てください。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2023/05/05 00:00
コロナ禍が落ち着いてきた昨今、色々な所に出かけたい!と思われる方も多いですよね。
それでも、普段はなるべく家にいて、病気のリスクを減らしたいと思われている方もすくなくないと思います。
そんな時大事にしたいのは、住環境。
自分に合った住まいで、居心地のいい環境は、健やかに暮らすには大事にしたいものです。
そんな住環境に大切にできる人は、繁忙期が落ち着いている5月、部屋探し&引っ越しをするには今がおすすめですよ!
■5月に部屋探しをするメリット・デメリット
部屋探しや引っ越しをする人が特に多いのは1月〜3月。
賃貸物件の“繁忙期”と言われています。4月から少し落ち着いてきて、
5月には部屋探し&引っ越しする人が少なくなります。
つまり、ライバルが減って焦らずじっくり部屋探しができるのです。
部屋を吟味したい人にはオススメの時期です!
■5月に部屋探しするメリット
・家賃交渉など相談がしやすい/繁忙期を過ぎると入居希望者が減少するので、
大家さんが柔軟に対応してくれることが多い
・入居時の特典をつけてもらいやすい/1カ月のフリーレントや、
入居時に特典を付けるなど、入居してもらうためにサービスを充実させる大家さんが増える
・ライバルが少ないため焦らずに部屋を内見し、決めることができる
・暑くもなく寒くもないので内見しやすい気候
・掘り出し物件がある/人気物件は、繁忙期中に空室がでてもすぐに埋まってしまう。
そういう物件でも、繁忙期を過ぎてから退去者が出て空室が出ることも。
■5月に部屋探しするデメリット
・寒い、暑いときの部屋の状態がよく分からない
・引っ越しによる退去(空室)が増える1月〜3月に比べると、物件数は少なくなる
・新築物件が少ない/繁忙期に合わせて物件を建設している大家さんもいる。
それくらい新築物件は人気が高いので、5月にはなくなっている可能性が高い
■5月に引っ越すメリット・デメリット
■5月に引っ越すメリット
・引っ越し業者さんも落ち着くタイミングのため、引っ越し日の調整がしやすい
・気候が安定していて引っ越し作業がしやすい
・繁忙期が過ぎているので引っ越し費用の交渉がしやすい。
■5月に引っ越すデメリット
・ゴールデンウィーク中は、引っ越しする人が集中する/この期間は希望のスケジュールで
引っ越しができなかったり、繁忙期同様に値段が高くなりやすい
・ゴールデンウィークの渋滞に巻き込まれて、引っ越し作業が遅れる可能性がある
■正確な引っ越し先情報を、スピーディーに知ろう
1月〜 4月は特にお部屋の入居・退去の動きが激しいです。
この時期は、不動産会社と大家さんの連絡にタイムラグが発生してしまいがち……。
すると、お部屋探しのポータルサイトには、すでに成約しているのに掲載されたままになっているお部屋や、お部屋は退去しているのに空室情報が公開されていないという状況が生まれます。
入居者にとっては、貴重な掘り出し物件を見逃してしまうのでとてももったいないですよね。
そこで!
スピーディーに正確な情報を知って、掘り出し物件を見つけるのに不動産情報系サイト・不動産会社で情報収集する事をおススメします。
■まとめ
いかがでしたか。「余り物には福がある」というように、
繁忙期をずらして部屋を探すことで素敵な掘り出し物件が見つかるかもしれませんよ!
ぜひ自分に合う住環境をで探してみてくださいね。
■西尾張の地元に実績がある、
おおにく土地に任せてみませんか? ■