カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2023/03/17 09:00
一戸建てから一戸建てへの住み替えを検討している人のなかには、
せっかく手に入れた一戸建てを手放して、
新しい一戸建てを購入していいものかと迷うこともあるでしょう。
今回はそんな人に向けて、一戸建てから一戸建てに住み替えるときの注意点と対策、
物件売買の手順や買い替えの特例・控除について解説します。
不安や疑問を解消して、気持ちよく住み替えを進めていきましょう。
■一戸建てを住替える理由
まずは、住み替えの理由から見ていきましょう。
住み替え先が同じエリアか別のエリアかで、引越し理由の傾向が異なるようです。
その❶ 同じエリアへの住み替え
同じエリアに住み替えるときの主な理由は以下のとおりです。
- ・手狭になった
- ・家の老朽化
- ・隣家トラブル
同エリアで住み替える場合は、住んでいる地域に満足しているものの、
「家」に改善点があったり、「隣近所」に問題があったりするケースが見られます。
出産や子どもの成長に伴い家が手狭になり、より広い家を求めて住み替える人や、
老朽化をきっかけに新しい家に住み替える人は多いです。
隣家トラブルが原因で住み替える人も一定数います。
家自体に不満がないことが多いため、住み替えを決めるまでに時間がかかることも。
ストレスが大きい場合は、家族のためにも早めに住み替え計画を立てることをおすすめします。
その❷ 別のエリアへの住み替え
別のエリアに住み替えるときの主な理由は以下のとおりです。
- ・転勤になった、転職した
- ・教育環境を変えたかった
- ・家族の介護のため
- ・災害リスクの懸念
- ・老後の利便性
違うエリアに住み替える場合は、「家」に問題があることは少なく、
「場所」を変えることが目的になります。
転勤・転職による住み替えをはじめ、子どもの教育環境を重視し、
住み替え先を学区で選ぶケースも見られます。
また、介護や子育て環境を考えて、実家のある地域に住み替えるケースも少なくありません。
近年は異常気象に伴い、自然災害を懸念して住み替える人も増えてきている印象です。
老後を考えて便利な立地に住み替える場合は、マンションも選択肢のひとつに入るでしょう。
■住替える時の注意と対策
- 1.購入時より高くは売れない、査定額どおりには売れない
築20年経つと、建物の価値はゼロに
希望査定額で売れるとは限らない
■対策…売却査定は複数社に依頼し、相場感を身につける。
売却→購入の手順で行い、資金繰りの安全性を高める。
- 2.すぐに売却できるとは限らない
- ┗売れない間のローンで2重に利息を払う可能性
内見の為に建物や、部屋をキレイに保つ必要がある
■対策…住み替えのスケジュールをしっかり立てる。
ダブルローンを避けるため、売却→購入の手順ですすめる。
- 3.購入価格以外にかかる費用がある
- ┗売買時にも経費がかかる
- 引っ越し費用、仮住まい費用、家財の預かり費
- 4.借り入れできても返済条件は慎重に
■対策…返済期間を延ばさず借り入れる
- 5.後悔しない新居選び
隣人トラブルになる可能性
また手放すこともある
■対策…新居の条件と価格帯を決めておく
- 資産価値も意識して選ぶ
■まとめ
大きなお金が動く住み替えでは、リスクを最小限に抑えるための準備が必要です。
今回ご紹介した注意点を踏まえて進めていくとともに、
売却査定を早めに行い、資金計画の安全性を高めましょう。