カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2022/12/30 00:00
■床暖房は入れるべき?入れないべき?
■メリット
●床暖房のメリット(1) 冷えやすい足元からしっかり温まる
床暖房はその名の通り、床から温まる暖房です。
エアコンなどで部屋を温めると、温かい空気はどうしても上に行ってしまい
足元はいつまでも冷たいということもあります。
その点、床暖房は裸足でも快適に過ごせるほど、床からポカポカと温まるのです。
●床暖房のメリット(2) 熱くなりすぎないので安心
電気ヒーターなどとは違い、床暖房は高音になりすぎることはありません。
そのため、小さな子どもやペットなどがいるご家庭でも安心して使うことができます。
●床暖房のメリット(3) 空気が乾燥しづらい
冬場にエアコンをガンガン効かせていると、
空気が乾燥してツライと感じている方もいるのではないでしょうか。
その点、床暖房は風がでないため、空気が乾燥しづらくウイルス対策や
乾燥肌対策にも役立ちます。
●床暖房のメリット(4) ホコリやダニが舞いにくい
風が出ない床暖房は、ホコリやダニを舞いあげることがなく、
室内の空気をクリーンに保つことができます。
このようなメリットがあるなか、一方でデメリットはというと…
■デメリット
△床暖房のデメリット(1) 初期費用がかかる
床暖房は床下に床暖房設備を設置しなければいけないため、
エアコンやヒーターに比べて初期費用は高額に
また、設置工事も必要なため、時間とコストがかかります。
△床暖房のデメリット(2) 立ち上がりが遅い
エアコンなどに比べて、床暖房はスイッチをつけてから温まるまでに、少し時間がかかります。
そのため、ヒーターなどと併用しているご家庭も多いようです。
△床暖房のデメリット(3) メンテナンスが大変
床暖房の寿命は30〜50年と言われ、ほぼメンテナンス不要と言われていますが、
万が一、壊れてしまった時の修理が大変。
床を剥がしたりする必要も出てくるため、コストもかかってしまいます。
このように、床暖房にはメリット・デメリットの両方があります。
■床暖房は大きく分けて2種類
床暖房と言っても、どれも同じではありません。
床暖房には、大きく分けて「電気ヒーター式」と「温水循環式」の2種類に分けられます。
〈電気ヒーター式〉
発熱体に電気を通して放熱して床を温めます。
電熱線式や蓄熱式などがあります。
〈温水循環式〉
ガスや灯油などで水を温め、温水を床下に通して床を温めます。
熱源はガスと電気の2種類があります。
それぞれコストや使用範囲が異なるため、使用状況に合うものを選ぶ必要があります。
■ライフプランを考えて選ぼう
いつでもポカポカと快適なリビングをキープすることで、
家族が集まりやすくなるとも言われる床暖房。
でも、将来的に子どもが独立して家庭内の人数が少なくなったりする場合もあるでしょう。
その時、果たして広いリビングの床全体を温める床暖房は必要でしょうか?
床暖房の導入は、初期コストはもちろん、ランニングコストもかかるものなので、
設置の際はライフプランまでしっかりと考えて計画すると良いでしょう。
将来を見据えて部分的に使う、などの選択肢もありますよ。
設置をご検討の際は、ぜひいろいろな種類の床暖房や設置事例を見てみてくださいね。