「不動産のお得情報」の記事一覧(25件)
カテゴリ:不動産のお得情報 / 更新日付:2024/09/06 09:00 / 投稿日付:2024/09/06 09:00
築40年を迎えた戸建てに住んでいると、その先の住み続けられる期間に不安を感じるかもしれません。しかし、建物の構造に問題がなければ、依然として十分に住むことができる可能性が高いです。
この記事では、築40年の戸建ての耐用年数やリフォームのポイントについて詳しく説明します。
POINT
・築40年の戸建は後何年すめる?
・築40年の戸建を購入する際の注意点
・築40年の戸建のリフォーム・リノベーション
築40年の戸建てに住んでいる方や、購入を検討している方は、ぜひ最後までご一読ください。
■築40年の戸建は後何年すめる?
▶築40年の戸建てでも、あと30〜40年住むことは可能です。
構造部分以外の屋根や外壁、設備などのメンテナンス時期はそれぞれ異なります。そして、適切なメンテナンスを行うかどうかで家の寿命に大きな影響を与えます。
以下は、構造部分以外のメンテナンス時期の目安です。
メンテナンス箇所 | メンテナンス時期の目安 |
---|---|
屋根材 | ・和瓦50~80年 ・セメント瓦20~30年 ・コロニアル屋根20~30年 |
外壁 | ・サイディング(窯業系)20~40年 ・モルタル壁20~40年 ・塗装10年 |
給排水管 | 30~40年 |
水回り設備 | 15~25年 |
フローリング | 20~30年 |
クロス・壁紙 | 10~15年 |
建物の躯体部分に問題がなくても、設備の寿命が尽きることで住み続けることが難しくなる場合があります。
上記の表を参考にして適切なメンテナンスを行えば、住める期間を延ばすことができます。
家の売却を検討している方には、不動産一括査定の利用をおすすめします。
下のフォームに必要事項を入力するだけで、複数の会社の査定結果を比較できるため、高く・早く売れる可能性が高まります。
■築40年の戸建を購入する際の注意点
▶築40年の戸建てを購入する際には、いくつか確認しておくべきポイントがあります。
購入後に後悔しないためにも、以下の点をしっかり頭に入れておきましょう。
築40年の戸建てを購入する際の確認ポイントは次のとおりです。
■雨漏りやシロアリ被害
築40年の戸建てを購入する際には、雨漏りの有無を確認することが重要です。雨漏りがひどくなると、数十万円から数百万円の補修費用がかかることがあります。特に構造部分が雨漏りで劣化している場合は、住宅の強度が低下している可能性があります。
実際に雨漏りが発生している物件だけでなく、天井や壁紙にシミがある物件も要注意です。これらは雨漏りの兆候である可能性が高いです。
また、シロアリ被害の有無も確認しましょう。シロアリは湿った木材を好むため、雨漏りしている住宅では特に注意が必要です。躯体部分や基礎部分がシロアリ被害にあっている場合は、建物の強度や耐震性が低下している可能性が高いため、シロアリ被害が確認された物件は避けることをおすすめします。
■間取り
築40年の戸建ては、リビングがないなど古い間取りが多い傾向があります。家事がしやすい動線になっているかどうかも確認することをおすすめします。また、自分たちの理想とする間取りがリフォームやリノベーションで実現可能かも考慮して物件を選びましょう。
木造住宅は構造上、間取り変更の自由度が高いとされていますが、大幅な変更には費用がかさみます。そのため、リフォームやリノベーションが少なくて済む間取りの物件を選ぶことで、コストを抑えることができます。
■カビの発生
築40年の戸建てなどの古い物件は、布基礎と呼ばれる構造であることが多いです。布基礎は、コンクリートが建物の壁面に沿って連続して設けられた基礎であり、床下に湿気がたまりやすいという特徴があります。
内覧時にカビのようなにおいがする場合は、床下をチェックすることをおすすめします。カビは健康被害を引き起こす原因となるため、カビが発生している物件は避けたほうが良いでしょう。
■価格は適正か?
一般的に、築40年の建物にはほとんど価値がないと言われており、その販売価格はほぼ土地の値段だけと見なされることが多いです。築40年の戸建ての価格は立地条件によって異なりますが、土地の面積や形状で適正価格かどうかを判断できます。
購入予定の物件周辺にある同規模の土地の価格を調べ、比較してみることをおすすめします。土地の価格は国土交通省が運営している「土地総合情報システム」で誰でも調べることができ、過去の取引事例から実際の成約価格を確認できます。
ただし、土地の価格は需要や市況に大きく影響されるため、複数の不動産会社に適正価格かどうかを尋ねてみるのも一つの方法です。
明らかに相場よりも高い場合は、値下げ交渉をすることをおすすめします。
出典:国土交通省 土地総合情報システム
■築40年の戸建のリフォーム・リノベーション
▶購入後のリフォーム・リノベーションする際のポイントを解説します。
■リフォームとリノベーションの違い
リフォームとは、通常、老朽化した建物を新築時の状態に戻すことを指します。具体的には、古くなったキッチンや浴室、トイレなどの水回り設備の交換や、壁紙・クロス、フローリングの張り替えなどの工事が典型的です。
一方、リノベーションとは、新築時以上の性能を持たせ、さらに新たな価値を付加することを意味します。建物を骨組みだけのスケルトン状態にして、間取りを大幅に変更したり、キッチンやお風呂、トイレなどの水回りの位置を変えるような工事がリノベーションに該当します。
■リフォーム費用の相場
築40年の戸建てに必要なリフォーム内容とその費用の目安は、以下の通りです。リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
耐震改修 | 30〜200万円 |
断熱(壁、床、天井) | 5,000円〜3万円/㎡ |
間取り変更 | 30〜350万円 |
外壁 | 50〜350万円 |
屋根 | 50〜350万円 |
キッチン交換 | 50〜100万円 |
浴室交換 | 50〜150万円 |
トイレ交換 | 15〜70万円 |
洗面化粧台の交換 | 15~50万円 |
壁紙の張り替え | 1㎡あたり800~1,500円 |
床の張り替え | 1㎡あたり3,000~20,000円 |
バリアフリー化(段差解消、廊下拡張など) | 10~60万円 |
通常、戸建てのフルリフォームには500万円から2,000万円の費用がかかります。2,000万円に達する場合、建て替えと同じくらいのコストがかかることになります。
特に老朽化が進んでいる物件では、解体して新たに建て直すことを検討するのが良いでしょう。
■リノベーション費用の相場
築40年の戸建てに必要なリノベーション内容とその費用の目安は、以下の通りです。
リノベーション内容 | 費用相場 |
---|---|
スケルトンリノベーション(スケルトンリフォーム) | 1㎡あたり10~30万円 |
間仕切り壁の設置 | 10~25万円 |
間仕切り壁の撤去 | 8~23万円 |
水回りの設備交換にかかる費用は、先に述べたリフォームの費用相場と同じで、グレードが高くなるほど費用も増加します。
一般的に戸建てのリノベーション費用は500万円から2,000万円程度です。この価格帯の上限に近い場合、建て替えと同じくらいのコストがかかることがあります。
躯体が非常にしっかりしている場合や、建て替えに比べてコストを抑えられる理由がない限り、建て替えを検討する方が良いでしょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:不動産のお得情報 / 更新日付:2024/08/30 09:00 / 投稿日付:2024/08/30 09:00
相続財産に農地が含まれている場合の対処法としては、以下の3つが考えられます。
「相続する」、「相続して農地だけ国に譲渡する」、そして「農地を含めて財産を一切相続しない」のいずれかです。
各選択肢の特徴は次のとおりです。
POINT
・相続する
・相続し、農地だけ国に譲渡する
・農地を含めて、財産を一切相続しない
ここでは、相続財産として農地が含まれている場合に考えられる選択肢についてご説明します。
■農地を自分が相続する
▶1つ目の選択肢は、農地を相続し活用することです。
■農地を相続し、国に譲る
▶2つ目の選択肢は、遺産を相続したうえで農地は国に譲渡することです。
相続した土地を国に譲渡できる制度のことを相続土地国庫帰属制度といい、相続後に活用できていない農地を返還することで、土地の維持管理にかかるコストをおさえられたり、農地の引き取り手を自身で探す必要がなくなったりします。
なお、相続土地国庫帰属制度を利用して返還できる土地には条件が定められています。
以下の要件を満たす土地は返還できないため注意しましょう。
2.担保権や使用収益権が設定されている土地
3.他人の利用が予定されている土地
4.特定の有害物質によって土壌汚染されている土地
5.境界が不明確で、所有権の存否や範囲について争いがある土地
6.一定の勾配や高さの崖があり、管理に多大な費用や労力がかかる土地
7.管理や処分を妨げる物体が地上に存在する土地
8.管理や処分のために地下から除去しなければならない物体がある土地
9.隣接する土地の所有者等との争いを解決しないと管理や処分ができない土地
10.通常の管理や処分に過分な費用や労力がかかる土地
さらに、相続土地国庫帰属制度を利用するためには、審査手数料および負担金の支払いが求められます。
これらの費用は、土地の面積に関わらず1筆(登記上の土地の個数を表す単位)あたり、審査手数料が14,000円、負担金が200,000円となっています。
■一切相続しない選択
▶3つめの選択肢は、相続放棄をおこなうことです。
相続放棄は相続財産を一切相続しない手続きを指します。
活用できる見込みがない農地であれば改めて売却する手間などを考えると、相続放棄してしまったほうがよいケースがあります。
ただし、不要な農地のみを相続放棄するということはできません。
相続放棄する場合、全ての相続財産を相続することができなくなります。
そのため、ほかの相続財産が豊富にあるならば、相続後の売却や相続土地国庫帰属制度の利用を検討したほうがよいでしょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:不動産のお得情報 / 更新日付:2024/08/23 09:00 / 投稿日付:2024/08/23 09:00
相続時には、次のようなポイントに留意する必要があります。
POINT
・2024年4月から、不動産の相続登記が義務化
・共有名義にすると、将来的に問題が生じる可能性
・特定空き家と認定されると、税金の負担が増加
実家を相続する方にとって重要な注意点を、以下で詳しく説明します。
■2024年4月から、不動産の相続登記が義務化
▶2024年4月1日から不動産の相続登記が義務化されました(不動産登記法第76条の2)。
相続登記の手続きには、次のような期限が定められています。
相続時:不動産の所有権を取得した日から3年以内に
遺産分割時:遺産分割の成立から3年以内に
相続登記を怠ると、正当な理由がない場合、10万円以下の過料が課せられる可能性があります。
実家を相続した場合には、必ず相続登記を行うようにしましょう。
■共有名義にすると、将来的に問題が生じる可能性
▶共有名義にすることも可能ですが、将来的にトラブルの発生が容易になるため、推奨されません。
実家を共有名義にした場合、大規模な改修や売却を行う際には、他の名義人の同意が必要となります。さらに、共有名義の名義人が亡くなった場合、その不動産の持分相続が発生し、関係者が増加します。
このように共有名義にすることで、管理が複雑になったり、権利関係が複雑化したりするなどのデメリットがあります。
■特定空き家と認定されると、税金の負担が増加
▶特定空き家とは、倒壊や衛生上の有害になる恐れなどがある空き家を指します(空き家特措法第2条2項)。
特定空き家として指定され、それに基づく勧告を受けた場合、翌年から非住宅用地として扱われ、「住宅用地の特例」の対象外となります。
その結果、固定資産税と都市計画税が大幅に増加することがあります。
未利用の実家を相続する際は、このリスクを考慮して検討する必要があります。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:不動産のお得情報 / 投稿日付:2024/08/16 09:00
相続した実家の主な活用方法には、以下のようなものがあります。
POINT
・自分が住む
・貸し出す
・売却する
以下では、相続した実家の一般的な活用方法について述べます。
■自分が住む
▶一般的に、相続した実家に自分が住むということが考えられます。
これまで賃貸に住んでいた場合、相続した実家に引っ越すことで家賃の負担を抑えられます。
また、リフォームをして自分好みの家にできたり、実家を担保にローンを組めたりするなどのメリットがあります。
■貸し出す
▶相続した実家を賃貸することも考えられます。
実家をそのまま賃貸住宅として活用するか、改装して店舗や事務所として貸し出すことも選択肢です。
地域や建物の状態などの条件が良好であれば、安定した家賃収入を得ることができます。
■売却する
▶相続後、不動産を売却するという選択肢も考慮されます。
売却すれば、実家は手放すことになりますが、一括で資金を得ることができます。
実家を売却する場合は、いくつかの不動産業者に相談し、信頼できる仲介業者を選ぶのが良いでしょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:不動産のお得情報 / 更新日付:2024/08/09 09:00 / 投稿日付:2024/08/09 09:00
実家を相続する際の大まかな流れは以下のとおりです。
POINT
・相続の発生
・遺言や遺産分割協議。実家の取得
・相続税の申告・納付
・法務局で相続登記の手続き
ここでは、相続の発生から実家の名義変更までの流れについて説明します。
■相続の発生
▶被相続人の死亡により、相続手続きが始まります。
■遺言や遺産分割協議。実家の取得
▶相続が発生したら、まずは遺言書が残されていないか確認しましょう。
遺言書が存在する場合は、通常はその内容に基づいて相続手続きが進められます。
一方、遺言書がない場合は、全ての相続人が合意できる遺産分割協議を行う必要があります。
協議が難航する場合は、家庭裁判所に遺産分割調停の申し立てを行うことになります。
これらの手続きを経て、遺産分割についての合意が得られれば、実家を相続することができます。
■相続税の申告・納付
▶遺産分割を終えたら、必要に応じて相続税の申告・納付をおこないます。
相続税の申告手続きが必要となる主なケースは以下の通りです。
- 相続財産の総額が基礎控除額を超えている場合。
- 実家(土地)などを相続し、小規模宅地等の特例を活用する場合。
相続税の申告と納付は、相続が発生した日の翌日から10ヵ月以内に完了する必要があります。時間的な制約がありますので、相続税の手続きに精通した税理士に相談し、依頼することが望ましいでしょう。
■法務局で相続登記の手続き
▶実家を相続したら、不動産の名義人を変更するために相続登記をおこないます。
相続登記を怠ると、不動産の売却や貸し出しに制約が生じる可能性があるため、注意が必要です。
相続登記の手続きでは、登記申請書を作成し、必要書類とともに提出する必要があります。
これらの書類は不動産の所在地を管轄する法務局に直接持参するか、郵送することで提出します。
手続きは煩雑で必要な書類も多いため、相続登記の専門知識が豊富な司法書士に助言を求めるのが良いでしょう。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:不動産のお得情報 / 更新日付:2024/08/02 09:00 / 投稿日付:2024/08/02 09:00
実家を相続するか迷った際は、以下のポイントを参考に決定するとよいでしょう。
POINT
・実家を有効に活用する計画があるか
・相続財産を公平に分配できるか
・相続財産がプラスの状態であるか
・相続税を支払うための資金があるか
・相続後の管理費用などを負担できるか
以下の文章をご参考に、実家を相続すべきかどうかを検討する際の基準をお伝えします。
■実家を有効に活用する計画があるか
▶実家を相続するかどうかを考える際に、以下のポイントが役立ちます。
■相続財産を公平に分配できるか
▶他の相続人が実家を相続したいと希望する場合、その相続人に実家を譲るという選択肢もあります。
遺産の分割方法には、通常以下の4つのタイプがあります。
- 現物分割:不動産などをそのまま相続する方法。
- 代償分割:特定の相続人が不動産を相続し、他の相続人に代金を支払う方法。
- 換価分割:不動産などを売却し、得られた代金を相続人で均等に分ける方法。
- 共有分割:不動産などの相続財産を共有名義で分割する方法。
これらの方法を用いて、公正かつ適切な相続を行うことが重要です。
実家と同等の価値の財産がある場合は現物分割も可能ですが、そのような場合でなければ、代償分割や換価分割を検討することになります。
また、実家を相続する人が必要な代金を支払えない場合は、換価分割を選択することが一般的です。その後、実家に住み続けたい場合は、民間企業の「リースバック」などの選択肢も考慮する必要があります。
■相続財産がプラスの状態であるか
▶相続に際しては、財産のプラスだけでなく、マイナスの要素も引き継ぐことになります。
相続財産の総額がプラスになっている場合は、実家を相続した後、それを有効活用できる可能性が高いでしょう。
しかしながら、マイナスの負債が総額を上回っている場合は、実家を相続してもすぐに手放すことになるでしょう。
また、不動産を売却しても未清算の借金がある場合は、その借金の返済に資産を充てる必要があります。
借金が大きな額であることが明確な場合は、相続放棄を考慮し、借金の状況が不透明な場合は限定承認を検討するのが賢明です。
■相続税を支払うための資金があるか
▶相続財産に実家が含まれている場合、相続税の支払いが必要となる可能性があります。
相続税は、「相続財産の総額から3,000万円を控除し、その後に相続人の数に応じて600万円をさらに控除した額」に対して課税されます。
このため、控除額が大きい場合は相続税がかからないこともありますが、不動産を相続している場合は課税対象となる可能性が高くなります。
もし相続財産に現金や預金が十分にある場合や、自己の資産がある場合は、相続税の問題はそれほど心配する必要はありません。
しかし、相続税を支払うには資金が不足している場合は、延納や金融機関からの借入れなどの選択肢を検討しなければなりません。
実家を相続する際には、相続税を納付するための十分な資金が確保できるかどうかも重要なポイントですので、事前によく確認しておくことが重要です。
■相続後の管理費用などを負担できるか
実家を相続する際には、次のような費用が発生する可能性があります。
相続登記(名義変更)に必要な登録免許税や、相続後には固定資産税、修繕費、さまざまな保険料などのランニングコストが発生します。
これらの費用を十分に把握し、予算内で管理できるかどうかを確認することが重要です。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:不動産のお得情報 / 投稿日付:2024/07/26 09:00
相続財産に実家が含まれている場合、以下のような選択肢が考えられます。
POINT
・実家を自分が相続する
・実家をほかに相続人に相続させる
・実家を売却、その売却代金を相続
・相続放棄
ここでは、相続財産として実家が含まれている場合に考えられる選択肢についてご説明します。
■実家を自分が相続する
▶次のような希望がある場合には、実家を自分が相続することが理想的です。
相続人が一人の場合、実家の相続は特に問題なく進みます。
しかし、相続人が二人以上いる場合、公平な分割が難しく、遺産分割協議でトラブルが生じる可能性があります。
トラブルを避けるためには、他の相続人に対して実家と同等の財産を分配したり、代償金を支払ったりする必要があります。
■実家をほかに相続人に相続させる
▶他の相続人が実家を相続したいと希望する場合、その相続人に実家を譲るという選択肢もあります。
ただし、実家をほかの相続人に譲る場合、自分が十分な財産を受け取れなくなるリスクがあるので注意が必要です。
実家のほかに現金、預貯金、有価証券などが十分ある場合は、それらを相続することで公平性を保てるでしょう。
一方、十分な相続財産がない場合は、公平な相続を実現するために代償分割や換価分割を選択する必要があります。
しかし、公平性を重視すると話し合いが揉めやすくなるため、ある程度の妥協点を決めておくことが重要になります。
■実家を売却、その売却代金を相続
▶誰も実家を相続する意志がない場合、実家を売却して、その売却代金を公平に分配する換価分割を検討することが賢明です。
前述した誰かが相続する場合と異なり、換価分割であれば不公平な相続を実現できるというメリットがあります。
換価分割を選択する場合は、ほかの遺産分割方法よりも手間と時間がかかる点に注意する必要があるでしょう。
また、必ずしも実家に価値があるとは限らず、換価分割を選択しても買い手が見つからない可能性もあります。
売却できなければ、相続人は固定資産税や修繕費などを支払ったり、空き家を管理したりしなければなりません。
■相続放棄
▶実家に資産価値がなく、他に目立った財産もない場合は、相続放棄を検討することも一つの方法です。
相続放棄をすれば被相続人の財産を一切引き継ぐ必要がなくなり、実家の管理をする必要もなくなります。
相続放棄は、相続が開始したことを知ったときから3ヵ月以内におこなわなければなりません(民法第915条)。
そのため、できる限り早く相続財産を調査し、不動産の評価をして、相続財産をするか決定する必要があります。
■まとめ
今回は、都心部に位置する空き家の活用方法とそのポイントについて紹介しました。 都心の空き家は立地条件から、店舗やシェアハウスとして有効活用することが可能です。
もし自ら運営や管理が難しい場合でも、不動産会社に売却を依頼することで、固定資産税などの税務対策を考えることができます。
空き家問題は全国的に社会的な課題となっており、地方自治体や国全体で多様な施策が進められています。これらの制度や取り組みを上手に活用して、手持ちの物件を有効に活かしていくことが重要です。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:不動産のお得情報 / 投稿日付:2024/06/21 09:00
一戸建てを購入する際に、建売住宅という選択肢があります。建売住宅とは何か、注文住宅とどう違うのか疑問に思う方も多いでしょう。今回は、建売住宅の基本情報、購入プロセス、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
POINT
・建売住宅とは?
・購入までの流れ
・メリット・デメリット
これらの各ポイントについて、詳細を解説していきます。
■建売住宅とは?
▶建売住宅とは、土地と住宅がセットで販売されている不動産のことを指します。
分譲住宅と呼ばれることもあります。
通常、売主が設定した間取りや設備で建築された住宅を購入する形になります。
一方で、注文住宅とは、用意した土地に自分の理想に合わせて自由に設計・建築する不動産のことです。注文住宅では、間取りや設備を自由に選べる反面、完成までに時間と費用がかかることが多いです。
このように、建売住宅と注文住宅は土地の有無や住宅の自由度などが異なります。ただし、近年では、建売住宅でありながらも、着工前に購入者の希望を取り入れてプランを変更するケースも増えてきています。これは、現代の住宅購入者の多様なニーズに対応するための新しいスタイルです。
■購入までの流れ
❶条件の優先順位を明確にする
家族で理想の住まいについて話し合い、どの条件が最も重要かを明確にします。 完璧な物件を見つけるのは難しい場合が多いので、「譲れない条件」と「妥協できる条件」を明確にしておくと、物件選びがスムーズになります。
- ❷ネットで情報収集
条件が決まったら、インターネットで物件情報を集めてみましょう。 これにより、希望のエリアでの物件の有無や価格帯などが分かります。 不動産会社に連絡する前に、最低限の知識を身につけることで、より効果的に物件を探せるでしょう。
- ❸不動産会社に問い合わせる
不動産会社に連絡して、希望に合った物件を紹介してもらいましょう。 インターネットでの検索とは異なり、不動産会社では未公開物件も紹介してもらえることがあります。 会社に相談することで、より適した物件を見つけることができます。
- ❹物件を見学し比較する
物件を実際に見学して比較検討し、購入を決定します。 見学の際は、デジカメやメジャーを持参し、間取り図に詳細を記録すると後で比較しやすくなります。 周辺環境も重要な要素なので、注意してチェックしましょう。
- ❺建売住宅を購入する
契約書に署名し、重要事項説明を受けたら、鍵を受け取って引っ越し・入居となります。 注文住宅とは異なり、細かな打ち合わせは不要ですが、契約内容を理解して納得することが重要です。
■メリット・デメリット
▶建売住宅の利点の一つは、同じ地域の注文住宅と比較して価格が抑えられていることです。
しかし、価格が安いからと言って質が低いというわけではありません。
建材を大量に仕入れているため、単価が抑えられているのが主な理由です。
新築の建売住宅では、最新の設備が備わっているというのもメリットです。
ハウスメーカーは常に最新の情報を収集し、お客様のフィードバックを元に建築プロジェクトに反映させています。
間取りが決まっているため、多くの人が好む間取りが採用され、使いやすくノウハウの詰まった住宅に出会うことができます。
さらに、注文住宅と比較して工期が短く、入居時期が明確であるため、早く入居を希望する方にもおすすめです。
完成した物件を見ることで、生活をイメージしやすいという利点もあります。
一方、建売住宅の欠点としては、個性を重視しにくいことや、希望する設備が付いていない場合があり、希望を完全に叶えられない可能性があります。 事前に家族で妥協点を話し合っておくと、物件選びがスムーズに進むでしょう。
■適切な販売活動をしてもらう
▶売却を決めたら不動産会社に依頼し、販売活動を通じて購入希望者を募ることになります。
販売活動には、インターネットで物件情報を公開したり、チラシを配布したり、オープンハウスを開催したりと、さまざまな方法があります。
ここで重要なのは、物件に適した販売方法を用い、希望に近い価格で迅速に売却できるかどうかです。そのため、豊富な取り扱い実績を持つ不動産会社であれば、多くの成功事例があるため、適切な販売方法を期待できます。
売主が注目すべきポイントは、不動産会社の担当者がしっかりと話を聞き、売主の希望を理解しているかどうかです。担当者が誠実に対応し、適切な販売活動を提案できれば、希望に近い価格での売却につながるでしょう。
■まとめ
この記事では、建売住宅の概要や購入手順、利点や欠点について紹介しました。 建売住宅にはメリットやデメリットがありますが、不安な点は不動産会社に相談することが肝要です。また、工事が完了する前であれば、壁紙や床材、扉、浴槽などの色を選択できるプランもあります。これらを考慮に入れて、家族が納得する理想の住まいを見つけることが重要です。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:不動産のお得情報 / 投稿日付:2024/05/17 09:00
内見の経験が少ない方にとって、どの部分をチェックすべきか、ポイントがわからないことがあります。
以下のリストは、内見時に確認すべき項目です。これらのポイントを順番にチェックしていきましょう。
■チェックリスト
場所 | チェック内容 |
---|---|
玄関周り | シューズボックスの有無 |
扉の立て付け | |
ポストの防犯性 | |
一定の広さがあるか | |
室内 | 陽当たり |
外部の騒音・生活音 | |
傷や汚れ・破損のチェック | |
傾きの確認 | |
カビの有無 | |
下水の臭いはしないか | |
キッチン周りの広さ | |
収納スペースは足りるか | |
コンセント・テレビアンテナの場所 | |
ネット環境の状況 | |
家電置き場の広さ | |
ベランダの広さと防犯性 | |
バス・トイレの換気設備 | |
共有部分 | 宅配ボックスの有無 |
オートロックなどの防犯性 | |
ゴミ捨て場の位置・美化状況 | |
駐車場・駐輪場の有無 | |
周辺環境 | 駅までの距離 |
商業施設の有無 | |
治安の良さ |
確認点は多いですが、玄関周りから室内、共有部分に周辺環境と、順番に見ていけば見落とす可能性を下げられます。
特に室内は多くのチェックポイントがありますので、念を入れて確認してください。
■なるべく多くの写真を撮影しましょう
▶内見で興味を持った物件があれば、できるだけ多くの写真を撮影しましょう。
内見に行って興味を持った物件があっても、他にも内見予定がある場合、すぐに決断できないことがよくあります。
そうした場合には、必ず興味を持った物件の室内や魅力的なポイントを撮影しておきましょう。
不動産会社の担当者が同行していると、写真や動画の撮影をためらうことがあるかもしれませんが、通常は担当者から撮影を止められることはありません。
写真を撮ることで、入居を真剣に検討していることを示すことにもなりますので、遠慮する必要はありません。
気になる物件はたくさん写真を撮影しておきましょう。
後で他の物件と比較する際にも役立ちますので、迷ったときにも便利です。
■鍵の種類を内見時にチェックする必要
▶内見時に、鍵の種類を内見時にチェックする必要はありません。
内見では、鍵の数や種類を先に確認する方も多いかもしれませんが、実は鍵の種類を内見時にチェックする必要はありません。
防犯性を考慮すると、確かに鍵は重要な要素ですが、内見時に鍵の種類を確認する必要はありません。
契約時に鍵の交換をリクエストすることができますので、防犯性を優先するのであれば、異なる鍵を取り付けてもらいましょう。
鍵の種類を選ぶことができる場合は、防犯性の高いディンプルシリンダー錠を選ぶことをおすすめします。
また、鍵の数が多いほど防犯性が向上するため、防犯面に関心がある場合は2つの鍵を取り付けることを検討してみてください。
最近ではスマートロックを利用することでピッキング対策が可能ですので、参考にしてみてください。
■内見でチェックしたい設備は他にもたくさんあります。
自身の必要性やこだわりに応じてチェックしたい設備を追加してみてください。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□
カテゴリ:不動産のお得情報 / 投稿日付:2024/05/10 09:00
以下では、内見時に役立つ持ち物を紹介します。
- ❶図面のコピーとペン
- ❷スマートフォン
- ❸メジャー
- ❹スリッパまたは替えの靴下
これらの4つのアイテムに加えて、持っていると便利な印鑑とおすすめの服装についても見ていきましょう。
■図面のコピーとペン
▶内見時には、図面は不動産会社が提供してくれます。
内見時には、図面は不動産会社が提供してくれますが、必要に応じて図面のコピーも頼むことができます。
図面のコピーを持っていくと、図面に記載されていない情報や、実際の見学で気付いたことを自由にメモすることができます。
そのため、図面に書き込むためのボールペンを持参することをおすすめします。
物件によっては、図面にドアが描かれていなかったり、ドアが内開きか外開きかが分からなかったりすることもあります。
将来の引っ越し時に、家具の配置を考えるためにも、物件の詳細を記録しておくと便利です。
そのためにも、ボールペンなどの筆記用具を忘れずに用意しておきましょう。
■スマートフォン
▶スマートフォンは、内見時には思わぬ役割を果たしてくれます。
内見中には、床の傾きを詳細に計測できるアプリや、周辺の施設や駅までの距離を測れるマップアプリ、方角を調べるためのコンパスアプリなど、さまざまな便利なツールが利用できます。
また、遅い時間には懐中電灯として役立ち、室内の写真や動画の撮影も簡単に行えます。
スマートフォンは内見時に欠かせないアイテムと言えるでしょう。
■メジャー
▶内見時には、室内の様々なスペースを測っておくと後々役立つことがありますので、メジャーを持参しましょう。
スマートフォンで使用できるメジャーアプリもありますが、素早く採寸したい場合には物理的なメジャーの方が便利です。
さらに、「レーザー距離計」と呼ばれるレーザー反射を利用した計測ツールもあります。
価格は約5,000円程度ですので、チェックしてみる価値があります。
採寸すべき場所は、まず部屋の縦横です。
これを測っておくと、引っ越しを決めた際に家具の配置を考えるのに役立ちます。
また、通路やドアが普通よりも狭く感じる場合もありますが、採寸しておくと安心です。
これは家電や大型家具の搬入に影響を及ぼすことがあるためです。
洗濯機や冷蔵庫などの大型家電の設置場所も必ず採寸しましょう。
採寸する場所を絞っておけば、時間を節約できます。
採寸した内容を図面のコピーに書き込んでおけば、後で参照することもできますので、図面やペンと一緒にメジャーを活用してみてください。
もし持参し忘れた場合は、不動産会社によっては貸し出ししてくれることもありますので、内見の担当者に確認してみましょう。
■スリッパまたは替えの靴下
▶汚れが気になる方は、内見用にスリッパや予備の靴下を用意しておくと良いでしょう。
内見に行く物件が、前の入居者が退去してからそれほど時間が経っていない場合、清掃が行われていないため、床が多少汚れていることがあります。
内見後には、靴下の裏が真っ黒になっていたという方も少なくありません。
不動産業者によっては、スリッパを貸し出してくれる場合もありますが、必ずしもそうとは限りませんので、気になる方は自分で用意して持参することが安心です。
■契約する日にあったらいい物・服装
▶内見した物件が非常に魅力的で、すぐにでも契約したいと感じる方も珍しくありません。
■持ち物
当日の契約を考慮して、印鑑だけは必ず持参しておくようにしましょう。
認印でも問題ないケースが多くあり、その場で契約手続きを済ませることで審査結果の通知までの時間を短縮できる利点があります。
審査が通れば、頭金を支払うことで正式な契約が成立しますので、引っ越しのスケジュールがタイトな場合は特に、印鑑の準備を忘れないようにしましょう。
■服装
内見はたとえ一軒だけでも、思いの外疲れるものです。
そのため、できるだけ快適で疲れにくい服装で内見に臨むことをお勧めします。
複数の物件を見学する場合は、服だけでなく靴にも注意が必要です。
複数の物件を見学するために歩き回ることになるため、歩きにくい靴は疲れの原因となります。
さらに、脱ぎ履きしやすい靴を選ぶと内見もスムーズに進行しますので、覚えておくと良いでしょう。
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