カテゴリ:不動産を売る / 更新日付:2024/09/13 09:00 / 投稿日付:2024/09/13 09:00
住んでいる戸建てが築40年を迎え、この先どれほど住み続けられるのか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。しかし、築40年を経過していても、家の躯体に大きな問題がなければ、十分に住み続けられる可能性は高いです。
この記事では、築40年の戸建てを高く売却するための秘訣について解説します。
現在、築40年の戸建てにお住まいの方や、購入を考えている方は、ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてください。
POINT
・築40年の戸建は売却できるか?
・築40年の戸建をなるべく高く売る方法
・築40年の戸建の売却以外の活用法
■築40年の戸建は売却できるか?
▶築40年の戸建ては、前述のとおり建物自体に価値はほとんどありませんが、それでも売却することは可能です。
■築40年の戸建資産はいくら?
以下のグラフは、国土交通省の調査に基づいた中古戸建住宅の価格査定の一例で、築年数の経過によってどの程度家の価値が下がるかを示しています。
前述のとおり、築40年の戸建てはほぼ土地の価値で評価されるため、固定資産税額は立地条件によって大きく変わります。築40年の戸建てにおける固定資産税の目安は、年間で2〜4万円ほどです。
固定資産税額は以下の計算式で求められます。
固定資産税額=固定資産税評価額×1.4%(標準税率)
■築40年の戸建をなるべく高く売る方法
▶築40年の戸建てを売却する方法を紹介します。高く売るためには、家の状況にあった売却方法を選択する必要があります。
■古家付き土地として売却
売却時に費用や手間を省きたい場合は、古家付き土地として売りに出す方法があります。現状のままで売却することになるため、時間はかかるかもしれませんが、注文住宅を建てるために土地を探している方には需要があります。
ただし、購入者から解体費用の値引き交渉をされることが多いため、売却価格についてはあまり期待しない方が良いでしょう。
■リフォームして売却
リフォームを行ってから売却する方法もあります。これは、建物の躯体がしっかりしていて、フルリフォームが不要な場合に適しています。
ただし、築40年の戸建てでは建物自体の価値がほとんど土地の価格に依存しているため、リフォーム費用をそのまま売却価格に反映させることは難しいでしょう。
リフォームをすることで売れやすくなるかどうかは、不動産会社に相談してみるのが良いでしょう。
■リノベーション向き戸建として売却
建物の状態が良好であれば、リノベーション用の戸建てとして売却することも選択肢の一つです。手頃な価格で購入できる場合、外観や内装を自分たちの好みにアレンジできるため、こだわりのある購入者には魅力的に映るでしょう。
■更地にして売却
老朽化が進んでいる戸建ては、更地にして売却するのが賢明でしょう。建物の解体が不要なため、古家付き土地よりもスムーズに売却できる可能性があります。ただし、更地にするには解体費用がかかるため、売却しやすくなるかどうかは慎重に判断する必要があります。
家の売却を検討している方には、不動産の一括査定を利用することをおすすめします。下記のフォームに入力することで、複数の会社からの査定結果を比較できるため、高く・早く売却できる可能性が高まります。
■築40年の戸建の売却以外の活用法
▶築40年の戸建ては売却以外にも活用する方法はあります。具体的な活用方法は以下のとおりです。
■賃貸として貸し出す
戸建てを賃貸として貸し出すことも可能です。立地が良ければ、ファミリー層に人気があり、家賃収入を得ることが期待できます。戸建て賃貸は数が少ないため、子どもがいる家庭に特に好まれます。また、入居者が長期間住む傾向があるため、一度入居が決まると、安定した契約が続くことが多いでしょう。
さらに、賃貸からスタートした住人が、物件を気に入って購入するケースもあるため、将来的な売却の可能性も考慮できます。
ただし、建物の維持には、定期的なメンテナンスや修繕が必要であることを忘れないようにしましょう。
■空き家バンクに登録する
空き家バンクに登録するのも有効な手段です。空き家バンクとは、空き家の情報を集めて自治体のウェブサイトなどで公開し、購入希望者に提供する仕組みです。
この制度では仲介手数料が発生しないため、売却活動と合わせて登録することをおすすめします。
■不動産買取を利用する
築40年の戸建ての売却が困難な場合には、不動産買取の利用も選択肢の一つです。不動産買取とは、不動産会社に直接買い取ってもらう方法で、迅速な売却を希望する方に適しています。
ただし、物件の状態や立地条件によっては買取を断られることもあるので、注意が必要です。
また、不動産買取では市場価格の6〜8割程度の金額での取引となることが多いため、売却が難しい場合に検討するのが良いでしょう。
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