カテゴリ:不動産を売る / 投稿日付:2024/05/31 09:00
空き家を販売する際には、トラブルを回避するために以下の6つのポイントを考慮することが重要です。
・空き家の所有権の確認
・空き家の販売には時間がかかることを理解する
・空き家の状態を把握する
・販売前の改装は避ける
・空き家の価格設定はやや高めに設定する
・信頼できる不動産業者を選択する
これらの各ポイントについて、詳細を解説していきます。
■空き家の所有権を確認
▶空き家の所有権を確認するとは、事前に空き家の所有者を特定することです。
不動産の売却は所有者にしかできませんので、空き家を売却しようとする人が所有者でない場合は、まず所有権を自分のものにする必要があります。
不動産の所有者を確認するには、法務局で登記簿謄本を調べます。
もし所有権が変更されていない場合は、法務局で所有権移転手続きを行う必要があります。
■販売には時間がかかることを理解する
▶空き家の売却手順は以下の通りです。
- ・不動産会社の選択
- ・媒介契約の締結
- ・売却活動の開始
- ・売買契約の締結
- ・空き家の引き渡し
通常の不動産売却においても、不動産会社の選択から空き家の引き渡しまでには、3~6ヶ月程度の時間がかかります。
空き家を解体して更地として売却する場合は、この手順に解体作業も加わるため、さらに時間がかかることが予想されます。
さらに、経年劣化が進行している空き家の場合、状態の悪さが売却に影響し、時間を要する可能性があります。
計画を立てる際には、この点を十分に理解しておくことが重要です。
■空き家の状態を把握する
▶物件の状態を確認するとは、建物や設備の劣化状況、地盤の状態などを事前に確認することを指します。
空き家を売却する際、売却後に何らかの欠陥が発覚した場合、売主は契約不適合責任を負う可能性があります。
契約不適合責任とは、売却後の空き家に欠陥があり、買主が代金減額や損害賠償を請求した場合、売主がその責任を負うことを意味します。
状態を把握し、買主に正確に伝えることで、売却後のトラブルを回避することができます。
■空き家の状態を把握する
▶経年劣化が進んだ空き家の場合、リフォームを施すことで売却が有利に進むと期待する人もいるでしょう。
しかし、リフォームをしても必ずしも売却が有利に進むとは限りません。
リフォーム費用を上乗せして買い手を募集すると、売り出し価格が高すぎてなかなか買い手が見つからない可能性があります。
また、中古住宅を購入する人の中には、自分でアレンジしたいと考える人も多いです。
売主の好みでリフォームを行うと、それが買い手を限定し、売却が不利になる可能性もありますので、ご注意ください。
■空き家の価格設定はやや高めに設定する
▶売り出し価格を決定する際、一般的には不動産会社に査定を依頼することが一般的です。
適正価格を把握するのに役立ちますが、不動産会社の査定結果をそのまま売り出し価格にするのではなく、少し高めに設定することがおすすめされます。
その理由は、買い手が値下げ交渉を試みる可能性が高いためです。
たとえば、不動産会社の査定結果が2,000万円であり、自身の希望売却価格も同額の場合、通常は2,000万円で売り出します。
しかし、値下げ交渉により1,900万円での売却に応じることになると、希望売却価格を下回ってしまいます。
一方、2,100万円に設定し、値下げ交渉を経て2,000万円で売却した場合、買主は値下げ交渉に成功した喜びを感じ、売主も希望小売価格を達成できたという満足感を得ることができます。
これにより、双方の目的を達成できるでしょう。
■信頼できる不動産業者を選択する
▶空き家の売却結果は、不動産会社の選択に大きく左右されます。
空き家の売却結果は、不動産会社の選択に大きく左右されます。
ですから、空き家の売却が成功するためには、信頼できる不動産会社を選ぶことが極めて重要です。
空き家の売却を検討する際は、1社だけではなく複数の不動産会社に相談することをお勧めします。
各不動産会社の査定結果や実績、担当者との相性などを検討した上で、最適な不動産会社を選ぶことで、空き家の売却成功の可能性を高めることができます。
□西尾張の地元に実績がある■
■おおにく土地に任せてみませんか?□