カテゴリ:不動産を売る / 投稿日付:2023/04/14 00:00
不動産市況は日々変化するので難しいですが、現在、2023年はマンションの売り時と言えます。
マンションに関わらず、不動産の価格は時価。
今年の不動産市場はどうなっているのか気になっている方もいらっしゃるでしょう。
ここでは2023年の不動産市況はどのような状態なのか、
なぜ2023年はマンションが売り時なのか解説します。
■マンションは値上がり中
オリンピック開催による地価の上昇、建材や人件費の高騰などによって
不動産の価格は上がっていると言われており、
都市部に所在することの多いマンションはより影響を受けていることが考えられます。
マンションの価格が上がり続けた結果、現在新築マンションはバブル期と同じ価格になり
世帯年収1000万円以上でないと購入できないような価格になっています。
今後の価格が上昇するかは不明ですが、現在マンションが最も高値の年と言えるのはたしかです。
中古マンションは市場も好調
新型コロナウイルスの感染拡大が本格化する2020年2月の平均価格と比較しても、
2023年2月の価格は上昇。
㎡単価は2020年5月から22か月連続、売却価格は2020年6月から21か月連続で
前年同月を上回っています。
その理由は前段でも解説した通り、新築マンションの値上がりです。
新築マンションが世帯年収1000万円以上の家庭でないと購入が難しくなった今、
一般的な世帯年収の家庭は中古マンションを購入していることも多く、需要が高まっています。
それに伴い売却額も値上がっているのです。
■マンションの売り時:築年数
不動産の売却額には築年数が大きく影響してきます。
マンションの築年数もマンションの売り時を決めるポイントの1つ。
ここでは築年数からみたマンションの売り時を解説します。
築年数 | 価格(万円) | 面積(㎡) | ㎡単価(万円) |
---|---|---|---|
築0~5年 | 6,136 | 64.84 | 94.63 |
築6~10年 | 5,538 | 66.86 | 82.83 |
築11~15年 | 4,886 | 70.38 | 69.41 |
築16~20年 | 4,685 | 72.80 | 64.35 |
築21~25年 | 3,746 | 69.24 | 54.10 |
築26~30年 | 2,275 | 61.23 | 37.15 |
築31年~ | 2,040 | 57.28 | 35.61 |
■売却するなら、築浅めがいい
築年数が浅いほど価格が高いということがわかります。
また、築年数30年までは相場が下落傾向となっており、
その後は横ばいかやや上振れるという推移になります。
┗築 5年以上… 物件が新築から5年経たずに売却されている理由には
様々なケースが考えられます。
1.転売する目的
2. 短期間しか住まない予定
3. 物件の価値が値上がりした
4.急な転勤が決定した
などの理由で売却するパターンがあります。
┗築10 年未満… 築10年未満の物件は買い手にとっては、中古マンションの中でも
設備の劣化や部屋のダメージも比較的軽微であり、
かつ価格が安いことからコストパフォーマンスの良い年式となっています。
┗築10年~15年… 築10年を超えると修繕費がかさんでくる
築10年を超えると買い手のイメージも変わり、物件の価格も急激に下がる。
売り手としても設備などに修繕が必要になってくる時期で、
修繕積立金などの費用も増額になる頃。
マンションそのものも修繕工事を検討する時期となっており、
築10~15年は一つの節目となるタイミング。
築15年以上になると設備等も老朽化し、買い手のイメージも
「一昔前のもの」といった印象を受けます。
また築20年以上になるとフルリノベーションが前提となり、
築30年になると建物の価値はほぼなくなり、底値でしか売れなくなります。
中古マンションの売却を検討されている方は、
できるだけ早めの売却を検討しましょう。
住宅ローン
低金利であればマンションの売り時
住宅ローン金利の観点から見ると、低金利が続いている間は
マンションの売り時と言えるでしょう。
低金利であれば、不動産の購入がしやすくなり、マンション購入希望者が増えることから、
売り時であると判断できます。
住宅ローンの推移を見てみると、日本銀行がゼロ金利政策を始めた
平成11年以降から低金利が続いています。
転職直後はやめた方がいい
住み替えを検討している方は、転職前後のマンション売却は避けたほうがよいでしょう。新居を購入する際に住宅ローンの審査が通らないリスクがあります。
税金
マンションを売却した年の1月1日時点において、
売却するマンションの所有期間が5年以下であれば短期譲渡所得、
所有期間が5年を超える場合は長期譲渡所得の税率が適用されます。
もし、マンション売却にかかる税金の負担を軽くしたい場合は、
所有期間が5年を超えているかどうかに注目して売り時を見極めるとよいでしょう。
環境
大規模修繕後
マンションが大規模修繕を行った後は売り時です。
大規模修繕とはマンション住人の共有部分である外壁やエントランスなどの修繕を行うこと。
住人が毎月支払う修繕積立金などで行われることが多い工事です。
大規模修繕を行った後なら新しい印象を買主に与えることができますし、
壁のヒビなどの破損が修理されていれば、買主を不安を払拭できます。
共有部分の修繕などは自分だけではなかなかできないもの。
大規模修繕は売却のチャンスと言えるでしょう。
周辺環境の変化
マンション周辺の環境の変化も売り時の1つ。
近くに新しく大型商業施設ができるなどの情報があれば、売り時です。
住み替えを検討している人の多くは、近くに商業施設などがあり買い物に便利かどうか
といった点を重視しているので、マンション周辺にショッピングセンターのような
施設ができれば、マンションのアピールポイントの1つになります。
時期
マンションを売りたいと考えた時、売り時となる時期は1年のうちいつになるのでしょうか。
2~3月はマンションの売り時
マンションが売り時となるのは2~3月頃です。
4月は新生活が始まる時期。学生は進学して新しい学校に通い始め、
社会人は転勤や転職で違うオフィスで働き始めることが多くなります。
このタイミングに合わせて新居への住み替えを完了させたいと考える人は多く、
4月の手前となる2月~3月はマンションが売れやすくなります。
2~3月に買主を見つけて売買契約を結ぶなら、2~3月に内覧ができるように
12月~1月あたりには不動産会社と媒介契約を結んでおくと良いでしょう。
1月・8月はマンションが売れない
一方、マンションが売れない時期と言われているのが1月・8月です。
1月は何かを始めるのに適した時期であり、
1月に成約をするというより1月から物件を探し始める買主候補が多いようです。
また、1月は新しい年が始まり忙しい時期。親戚への挨拶まわりなどで冬休みは忙しく、
休みがあった分、土日の数は通常の月より減っているので内覧のチャンスも
減ってしまっているためです。
8月は暑いのが原因。1年のうちで最も暑い8月には買主の動きも鈍ってしまいます。
外に出るは億劫になってしまいますし、人が住んでいないマンションには
クーラーが付いておらず、内覧も快適ではありません。
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