カテゴリ:不動産を売る / 投稿日付:2023/02/24 09:00
一般的に不動産を売却する際には、不動産会社を仲介役として
買い手を見つけてもらう方法で行います。
不動産会社の実店舗をはじめ、ウェブサイトや新聞のチラシなどでも物件の情報を公開し、
購入を希望する人を探します。
また、現金化を急ぐ場合や、物件を売り出していることを周囲の人に知られたくない場合に
利用されるのが、不動産会社による買取です。
不動産会社が直接物件を購入するため、買い手を見つけるまでの時間がかかりません。
ただし、売却価格は仲介で行う場合の6~7割程度になることが多いようです。。
■売りたい理由をハッキリと伝える
住宅を売却する理由はさまざまですが、
築5年ほどの物件であれば「なぜこんな築浅で手放すのだろう」と気になる人も多いはずです。
①親を介護しなければいけなくなった
❷急に転勤が決まった
③離婚した
❹経済的な問題
などなど、売却理由を買い手にきちんと知らせることで、納得して購入を検討してもらえます。
いわゆる事故物件の場合には、必ず知らせなければいけません。
敷地内もしくは居室内で自殺や変死などのあった物件を「心理的瑕疵(かし)物件」といい、
不動産会社はその事実を買い手に事前に伝える義務があります。
心理的瑕疵を隠して売却を行うと、のちの契約解除や損害賠償請求といった
トラブルの原因になります。
事故物件でも気にしないという人もいるので、正直に申告しましょう。
また、家を手放す理由として意外と多いものが近所の住人との折り合いが悪かったというものです。
こちらは法的に告知をする義務はありませんが、不動産会社には念のため話しておくと良いでしょう。
■築5年の物件を売却するポイント
その❶ 「住宅以外の設備を残すか」
住宅を売却する際、基本的にはエアコンや照明器具などを撤去することが多いですが、
築5年以内の住宅では設備がまだ新しいため、そのまま残しておく方が良いこともあります。
例えば、部屋それぞれに新しくエアコンを設置するにはまとまった金額が必要になるので、
撤去しないで欲しいと買い手に希望されることも多いようです。
その❷ 「空き家ならではの清潔感」
築5年ほどの築浅物件の購入を検討している人は、建物の躯体や内装の傷みが少ないことを前提に考えています。
築5年とは思えないようなひどい汚れがある場合には、壁紙を張り替える程度のリフォームやプロによるクリーニングを検討した方が良いかもしれません。
その❸ 「欠陥を隠してはけない」
住宅を購入する人を守る制度として、売主は「契約不適合責任」を負います。
住宅に何らかの瑕疵(欠陥や劣化)が見つかった場合には、家の引き渡し後であっても
一定期間内(一般的には個人間の売買は3ヶ月以内)であれば、
買い主は売り主に修繕費用を請求することができるというもの。
売り主が住宅の瑕疵を把握していたのに買い手に故意に知らせなかった場合には契約不適合となり、契約解除、損害賠償請求の対象となるので注意しましょう。