カテゴリ:不動産を売る / 投稿日付:2023/02/17 09:00
不動産を売却するときには、物件の特性に合わせた戦略を立てることが大切です。
マンションの場合、階数によっても相場や人気は異なるので注意しておきたいところです。
特に1階はさまざまな理由から買い手が見つかりにくく、
売却に苦労してしまうケースもあります。
今回はマンション1階の特徴を踏まえて、売れにくい理由や工夫できるポイントについて
詳しく見ていきましょう。
■マンションの1階物件が売れにくい理由
セキュリティ
高層階と比べて不審者に侵入されてしまうリスクが大きく、
女性の場合は洗濯物の管理などにも気を配らなければなりません。
日当たりと眺望
1階では周囲の日陰になりやすく、日当たりや見晴らしは高層階と比べると劣ります。
周辺道路からの騒音、害虫トラブル
1階は地上の音が届きやすいので、立地によっては騒音が気になってしまうこともあります。
特に高層マンションは、閑静な住宅街に建てられがちな一戸建てと比べて、
利便性の高いエリアに建てられるケースも多いです。
また、高層階に比べて害虫が侵入するリスクもあります。
浸水リスク
1階は2階以上と比べて災害時の浸水リスクが高くなります。
ハザードマップなどで特に問題がない立地であれば気にされることはほとんどありませんが、
川の近くや低地に建てられているマンションでは購入を避けられてしまうケースも多いです。
■1階のメリット
1階のメリットとは?
- ・階下への生活音を気にしなくていい
- ・専用庭があれば、庭を使うことができる
- ・災害時の避難がしやすい
…下の階がないので、足音を気にする必要がありません。
専用庭があるようでしたら、デイキャンプやプチガーデニングを楽しむ事ができます。
エレベーターを使わないので、災害救急時に避難がしやすいです。
メリットを感じる人とは?
- ・小さな子どものいる夫婦
- ・庭の活用に関心のある人
- ・高齢者世帯
…子育て中におこる、足音や騒音を気にしないで暮らせます
庭で子供と遊びたい家族。自然を感じたい方
上の階の移動が必要ないので、高齢者の方、防災意識の高い方
■まとめ
- ・1階が売却に不利な理由としては「セキュリティ」「日当たり・眺望」
- 「浸水リスク」などが挙げられる
- ・一方、1階には「階下との騒音トラブルがない」「移動・避難がしやすい」
- などのメリットがある
- ・専用庭がついている物件では、1階にも独自の強みがある
- ・1階にメリットを感じる人を中心にターゲットを絞り込むことが重要
- ・信頼できる仲介会社を選ぼう