カテゴリ:暮らし方 / 投稿日付:2024/02/02 09:00
住居が十分な耐震性があっても、それだけで地震に対す心配が無くなったとは言えません。
家具や電化製品、調理器具などに気を付けることで、
地震が襲った際の被害の程度は大きく変わるでしょう。
重量がある家具が崩れ、通路をふさぐことで避難が難しくなるケースも考えられます。
もしも地震が発生した場合、最優先で考えるべきは自分や家族の安全です。
そのためには、日常の生活空間にある家具が引き起こす潜在的な危険を理解しておくことが必要です。
そして、具体的な対策をあらかじめ検討しておくことが不可欠です。
■やっておきたい地震対策
▶まずは、ポイントを絞ってご紹介します。
■ポイント
【家具を固定する】
家具が転倒したりガラスが割れたりすることで、多くの人々が大きな怪我を負った
という報告が相次いでいます。
特に、タンスや本棚、食器棚などの重たい家具は、転倒防止のためにしっかりと
金具で固定することが不可欠です。
この際、壁にネジで固定する場所を見つけることが大事です。
もしも釘が打てない場合は、天井と家具の上板との間につっぱり棒を取り付けたり、
転倒防止マットを敷いたりして、転倒までの時間をできるだけ延ばすよう心掛けましょう。
【電化製品の固定】
…電気製品も重量のあるものは穴あき金具などを用いて、
台の上にしっかりと固定することが重要です。
台そのものも固定しておくことで、さらなる安全性が確保されます。
【棚や戸棚の扉】
…棚や戸棚の扉が開かないようにするためには、
高い場所の棚には重い物をできるだけ載せないよう心掛けると
良いです。観音開きの食器棚などでは、
扉に引っかけ金具を取り付けることで、中の物が飛び出すことを防ぐことができます。
【ピアノの固定】
…重いピアノもキャスターが付いているため、
地震発生時には思わぬ場所へ移動してしまう場合が多いようです。
キャスターをしっかり固定すると共に、できればピアノ本体も、
壁に固定しておくと良いでしょう。
【ガラスには飛散防止フィルムを】
…ガラスには飛散防止フィルムを貼ることで、割れて床に散らばることを防ぎます。
【テレビ】
…テレビは枕元や就寝場所の近くに置かず、大地震の際に飛び跳ねる
可能性があるため、安全な配置を心がけることが重要です。
■避難前の準備
▶災害時に安全な避難ができるように、心掛けと具体的な避難の際の留意点を押さえておきましょう。
■ポイント
【二次災害の防止】
…地震による火災や爆発などの二次災害を防ぐため、家を避難する際はガスの元栓を閉め、分電盤のブレーカーを切るようにしましょう。
特に電熱器具はパニックになって電源を切り忘れる可能性があるため、
注意が必要です。停電時には電源を入れたまま避難せず、
送電が再開した際に火災のリスクがあることにも留意しましょう。
【避難経路の確保】
…地震で家具などが転倒し、避難経路が塞がれることがあります。
大型の家具や家電の配置を見直し、転倒や移動してもドアが使えるように工夫しましょう。
廊下や角はスペースが狭いため、物が散らばると通りづらくなります。
大きな収納棚は避け、適切な配置を心がけましょう。
★【おすすめ防災グッズ】
…災害救援ボランティアからの経験則によれば、
最初の3日間を生き延びるために必要な防災グッズがあります。
- ・懐中電灯
- ・予備電池
- ・携帯ラジオ
- ・カセットコンロ
- ・非常食
- ・飲料水(ペットボトル)
- ・薬
- ・使い捨てカイロ
- ・トイレットペーパーやティッシュペーパー
- ・ポリエチレン袋(最低45リットル以上)
- ・食品包装用ラップ
- ・ウェットティッシュ
- ・手袋・軍手
- ・紙コップ
- ・アルミ箔(食品を温める)
- ・紙皿
- ・多機能ナイフ
- ・布製粘着テープと油性ペン
- ・ウエストポーチ(貴重品携帯用)
- ・公衆電話用小銭
また、家族の状況に応じて必要な物を追加することも忘れずに。
(子供や老人用のオムツ、生理用品、家族の持病に合わせた常備薬品など)
★【非常食】
…非常食は災害時だけでなく、一人暮らしの方の急病の際にも役立ちます。
最低でも3日分を用意しておきましょう。
- ・飲料水(9リットル)
- ・缶詰
- ・フリーズドライ食品
- ・真空パックのご飯
- ・缶入り乾パン
- ・チョコレートなど高カロリーのお菓子
- ・乾麺
- ・粉末コーヒー
■自分の身は自分で守ろう
▶地震から身を守るための基本的な知識をご案内します。
予測不能な地震が発生すると、私たちはしばしばパニックに陥ります。
急発的な地震から身を守り、素早く安全な場所に避難するには、
どのような対策が考えられるでしょうか。
■ポイント
【地震が発生してから15分以内】
…地震が発生してから15分以内には1995年の阪神・淡路大震災での死亡者のうち、9割以上が発生から15分以内に発生していました。
死傷者の大半は建物の倒壊や家具の転倒によるものでした。
この結果から考えると、地震による死傷の多くは発生と同時に生じていると言えます。
普段から住宅の耐震化を行い、家具を固定することが肝要です。
そして、地震が発生した場合は机の下に潜り込むなどして身を守るように心掛けましょう。
【まずは自分自身から】
…最初に自分の身を守ることが重要です。在宅中に地震が発生しても、すぐに外に飛び出すのは危険です。
飛び散った瓦やガラスでケガをする可能性があります。
まずは頑丈な机の下などに潜り込んで身を守ります。
地震が収束した後には、ドアや窓を開けて脱出経路を確保し、
ガスなどの火元の処理を行います。
家の中では、割れたガラスを直接踏まないようにスリッパを履き、
家族同士で声をかけ合うことも重要です。
■まとめ
まず身の回りの家具による被害を想定しておきましょう。
そして、それらに対してどのような対策ができるかを確認しておくことが大切です。
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